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モチベーションを高める理論 Part 3

どーも!こんにちは!
初見の方のためにお伝えします。僕のNOTEは、ちょっとばかし小難しい内容になります。なので、「結局、どうすればええねん!」ってなりそうな人は、つまりまで飛んでください!

たまには、だらっとスタートしますw

前回は、テイストを変えて嚙み砕いた表現にしてみました。
どうでしたかね?wコメント頂けたら嬉しいです。
今ならもれなく、返信100%!

NOTE書いてる人ならわかると思うんですけど、スキとかコメントってめちゃくちゃ嬉しいんですよ!サポートしてもらったことはないですが、もし、サポートしてもらったものなら...おそらく、明日は、1日中スキップします。他のすべてのことは休みます。

まえがきが長かったですね。今回は、また読んで頂いた方、向けになりそうです。是非とも、PART1から読んでください。

社会的学習理論(Bandura,1977)
人が結果を出す際の過程に、効力期待と結果期待があり、それらが人の行動を決定すると考えられています。また、効力期待を自己効力感と表現することもあり、自己効力感理論とも呼ばれます。

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効力期待とは、結果に必要な行動をどの程度うまく行うことができるのかを予期することを意味し、結果期待とは、ある行動がどのような結果を生むのかということを予期することを意味しています。

この理論によると、この 2つの期待が高くなると、動機づけが高まり行動が喚起されます。

つまり、自分にはこの行動ができるという自らの能力についての確信を高めること(自己効力感)とその行動がどのような結果を生むのかを理解することが動機づけを高めることになるというものです。

大人の皆さんなら一度は経験があると思います。昔は、あんなに早く走れていたのに今、全力で走ると足がもつれる。町内会の保護者リレーなんかで見る光景です。

あれは、過去のイメージと今の実力がずれているからなんですね。結果期待に誤差があるってことです。その理解をする必要があります。


また、自己効力感を高める情報源として、細分化すると「遂行行動の達成」「代理的経験」「言語的説得」および「情緒的喚起」の 4つがあります。

遂行行動の達成とは、成功体験達成感を得ることで「自分にはできそうだ」という自己効力感を高めことである。これは最も強力な情報源となる。

代理的体験とは、他人の行動を観察し代理的に行動を体験することで,「自分にもできそうだ」という認識を持つことである。

言語的説得とは、自己暗示や他者からの言葉かけにより「自分にもできる」という認識を得ることで、最も手軽な手段であり、日常的にも最も頻繁に用いられている。

情緒的喚起とは、自分の内面から得られる生理的・情動的な情報で,これならできるという自己の生理的状態を知覚することである。
(Bandura,1977)


たとえば、生理的・情動的な情報の例として、脈拍が安定し、気分が落ち着いていれば、「自分は落ち着いていてできそうだ」という感じ、逆に、脈拍が高く落ち着きがないなどのを感じれば「自分は緊張していてできない」と思い込んでしまうことになります。

僕の解釈なんですが

つまり
遂行行動の達成・・・小さな結果を出し続ける
代理的体験・・・上手い選手の動画を見て分析
言語的説得・・・セルフトーク
情緒的喚起・・・体から状態を汲み取る

ことになります。


また、筒井ら(1996)は、大学生男女 1573 名を対象に青小年時のスポーツ行動と運動に対する有能感(自己効力感)と結果予期の関係を検討しました。

その結果、青小年時から継続してスポーツを行っている者は、一度離脱し再びそのスポーツを始めた者、離脱した者、スポーツ不参加の者よりも有意に体力があるなどの運動に対する有能感やスポーツをすると良い結果が得られると考える傾向が高いことを報告しています。

この研究により、体育・スポーツ分野においても,効力期待や結果期待を高めることが動機づけを高めることが重要なことが証明されました。

まとめ
・行動をどれくらいできるのかの可能性を高め、確信につなげること
(効力期待)
・行動がどんな結果を生むのか理解し、イメージと体をリンクさせてできることを増やしていく(結果期待)

~参考文献~
・Bandura, A.(1977)Self-efficacy: Toward a unifing theory of behavioral change. Psychological Review 84: 191-215.
・筒井清次郎・杉原隆・加賀秀夫・石井源信・深見和男・杉山哲司(1996)スポーツキャリアパターンを規定 する心理学的要因. 体育学研究 40: 359-370.



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