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初めて山本ゆりさんに会いに行った話

山本ゆりさんを知ったのは、2012年頃。
steadyというファッション雑誌の料理特集の1ページに載っていた。しかも1ページ全面ではなく、端っこに小さく1品か2品のレシピが掲載されていた。

どうやらアメブロでブログを書いている人だということを知り、さっそくブログを読んでみた。
え、何このブログ、面白い・・・!!
当時、料理を全くしない私だったけど、ブログが面白くて過去の記事から遡って読み始めた。

ブログはレシピだけではなく、「ただのお話」という日常や子供時代の話、時には深い話も書いてあり、昼休み中にブログを読みながらご飯を食べるのがルーティーン化した。
学生時代のノートの話や、年末年始に食べたものをひたすら綴る話には大いに笑わせてもらった。

なかでも2010年のブログ 「人生のピンチってうまいこと乗り切れるもんやなということについて」

これを読んで、澱んでいた自分の心が少し立ち直った。

2012年は彼氏に振られ、自分の叶えたい夢(音楽活動)に向かってひたすら走っていたけど全くと言っていいほど結果が出ず。
現実はこんなにもつらくて厳しいものなのかと毎日苦しかった。
そしてこれはいつまで続くのかがわからないということが1番嫌で辛かった。
そんな時に読んだブログ。それはもう心が動かされました。

「大丈夫ということはいつでも決まってる」
この言葉を励みに当時の私は、大丈夫というタイトルの曲を作った。
当時自分でもアメブロをやっていたこともあり、返信が来ないのを承知で楽曲を作ったことをご本人にメッセージで伝えた。
そしたらまさかの返信をいただけて、その時に「いつか直接会う機会があったら、ありがとうと伝えたい。」と思った。

月日は流れ、2024年9月28日。
ついに山本ゆりさんに直接お会いする日が来た。
何年か前に行ったサイン会は落選し、今回運よく新刊のサイン会に当選した。

私はいざ対面したら伝えたいことが伝えられずあっという間に終わってしまうのではないか?
(過去数少ないがアイドルの握手会に行った時は大体このパターン)と思っていたので、事前にお手紙を書き持参。
当日直接伝えたいことは、

・上記の楽曲を作りメッセージをもらえて嬉しかったこと
・余力があればsteadyで知ったことを伝える
に絞った。

いざ自分の番が来たとき、
上手く伝えられたかどうかは置いておいて、言いたいことは直接伝えられた。
多分周りに盛り上げ上手のスタッフさんがいたせいもあり、伝えやすかったのも大きいと思う。(アイドルの握手会だと、近くに無表情な警備係や誘導係の人がいるから、緊張していたのだと気づく。)
1日で何十人?何百人?もの人と会話してサインを書くのに、
絶対疲れるはずなのに、山本ゆりさんは私がいつも読んでいるブログそのままの人柄だった。
ブースを出た直後に握手をするのを忘れていたことに気づき、「あ・・・握手・・・。」とは思ったけど、それさえもまぁいいかと思えるほどの満足感があった。

2012年の私へ。
人生のピンチはうまいこと乗り切れて
(ただしこの後もそこそこつらいことや大変なこともあるけどな!!)
2024年に山本ゆりさんに直接会う日が来るよ!



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