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Happy Marriage: 婚前契約書のすすめ

米国では、婚前契約書を作成することがかなり前から一般的になりつつあった。結婚契約書は、プレナップ(Prenuptial Agreement)と呼ばれ、結婚時に双方が様々なルール・取り決めなどを明確にして契約書(Agreement)にすることである。過去には、ビートルズの元メンバー、ポール・マッカートニーが「婚前契約」を結ぶことなく再婚した結果、離婚裁判は熾烈な争いの末元モデルのヘザー・ミルズに48億円程度を支払う結果となっている。こういった事例から、婚前契約は富裕層に限定された契約だという印象を持つ人が多いが、一般人こそ作成すべきだと考える。

日本では、男女を問わず自分の考えを明確に言語化する人は少ない。最近、ランチをした公認心理士の先生によると、日本ではお互いの我慢の上に成り立つ夫婦関係が多く話し合うことにハードルが高いらしい。そんな日本でこそ、婚前契約を導入すれば結婚に積極的になれる人が増えるのでは?と思う。民法第754条では『夫婦間で契約をしたときは、その契約は、婚姻中、何時でも夫婦の一方からこれを取り消すことができる』と定められているため、婚姻する前に行うことがポイントである。婚前契約書の内容は公序良俗に反しない限り、どのような内容でも盛り込むことができる。 

婚約後、婚約指輪や結婚指輪を買いに行くカップルは多いが婚前契約書を作成するカップルは少ない。ダイヤモンドも美しいが、お互いに幸せに共存するためには事前に契約書を作成するのもアリかもしれない。




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