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中学生&大人の改めましてフォニックス(上)|クイズでやってみよう!

今日は、知っておいて損しない、英語を読む時に便利なフォニックスについて書いてみたいと思います。今更だけどフォニックスって何だっけ?、学校の教科書の英語うまく読めないな〜、英語難しいな〜、なんて思うことがあったら、さらりと読んでみていただけると嬉しいです。さらりとなんて書きましたが、結構長いです。上下の2部に分けて、クイズ(上下で計10問)を交えながら、進めたいと思います。

では、参りましょう!

正解:A
小学校で学んだローマ字は、日本語をアルファベット文字を使って書くフリガナのようなもの。世界中の人たちが日本の名前や地名を読めるように、日本語ではなくてローマ字を使って書きます。日本語を外国語として学ぶ人たちにとって、ひらがな・カタカナ・漢字を読むために欠かせない英文字フリガナでもあります。

例えば「NAME」
ローマ字だとナメ。
英語だと名前のネーム。
ということで、ローマ字≠ 英語なのでご注意を。
あとは、キーボードで日本語をタイピングする時に「ローマ字入力」は便利だね。

正解:C
例えば、Kateさんの名前の綴りがわからない時。「どうやってスペルしますか?」と聞くと「K.A.T.E(ケイ・エイ・ティー・イー)です」と綴りを伝えてくれます。綴りを伝える時に、エービーシーなど各文字が持つアルファベット読みを使います。時々、単語の中でアルファベット読みをそのまま使うこともあります。

正解:C
英語は44の小さな単位の音から成り立っています。まずは、アルファベット26文字それぞれが表す「Letter Sounds」。エービーシーのアルファベット読みではなく、a=ア、b=ブッ、c=クッ、といった具合の読み方になります。そこに、文字の組み合わせからできる音(ck, ch, shなど)も加わり、計44の音になります。

44の音はこちらのYouTubeでシンプルにまとめられているので、文末に再生リンクを貼っておきまーす。音と文字を関連付けて学ぶフォニックスに音声は欠かないので、お手軽なYouTubeを活用してねー。フォニックスで検索すると子供っぽいのが多いけれど、これは大丈夫だよ!

音確認用YouTube
まず「 Letter Sounds」で26文字の音を確認し、Letter soundsがざっくり掴めたら→ 「Jolly Phonics, The 42 Letter Sounds」 → 「The 44 Sounds(イギリス英語)」or「Phonemes(アメリカ英語)に進みましょう。(注:Jolly Phonicsというイギリスの指導法では42の音としていますが、女性の口元が見えてわかりやすい動画なので含めています。)

だいたいの音と文字の関係が掴めたら、それぞれの文字が表す音をつなげて(ブレンドさせて)、↓こんなイメージで短い単語を読んでみます。

まずは、3文字の単語を読む練習をして、26のLetter Soundsを身につけよう。例えば:
g... gas, pig, big, dig, wig...
e...get, pet, ten, net, pen, let...
c... can, cat, cap, cup, cut... 
などなど。

お次は、2文字でひとつの音を表すck, ch, ff, ss などを 練習していこう。

正解:C
英語には44の小さな音の単位があり、アルファベット1〜4文字の組み合わせで、それら44の音を表しています。全てのフォニックの規則性を完璧に学ばなくても、基本的なルールがわかると読んだり書いたりする時に便利です。

いい発音には、自然で聞き取りやすい英語をたくさん聴いて真似するのがいい。ペラペラ話せるようになるには、たくさん英語を話してみるしかない。そして、英語の読み方がいまいちわからなかったら、まずはフォニックスのポイントを学んでみるのがいい、と思います。あとはとにかく、英語に触れて慣れること。

ここでフォニックスの全てを練習することができないけれど、いくつかの文字と音の関係を紹介したいと思います。

正解:C
[sh]は「シュワー」って感じの「シュ」の音で、[s]とは全く違う音。[s]と[sh]の音を先ほど↑で紹介したYouTubeで確認して、しっかり区別して、これ↓を読み上げてみよう。ついでに[s]と[sh]を使った早口言葉「She sells sea shells on the sea shore」もトライできると最高!

正解:B
音は同じ[sh]でも、書き方は5通り!ちなみに、[s]の音には8通りの書き方があります。ワオー。こういう↓イメージで、ひとつの音に複数の書き方があることを頭のどこかに入れておいてください。

↑ひとつの音に、いろんな書き方がある〜!

正解:3
(1) laugh, enough, toughのように[f]の音
(2) high, fight, rightのように無音
(3) ghost, yoghurtのように[g]の音
3通りで、同じ文字でも、複数の音を表すことができるのです。

(注:真ん中の例は、ghが入ることによってその前の母音がアルファベット読みになったりします。ややこしや〜ですが、英語に触れて慣れていくのがきっと早道。)

ここまでのポイントをまとめると:

(1)ひとつの音は、1〜4文字で表している。例えば、
1音1文字: [a]の音、 a
1音2文字: [f] の音、ph
1音3文字: [igh]の音、 igh
1音4文字: [oa] の音、ough

(2)ひとつの音の書き方は複数ある。例えば、
[f] の音の書き方は4通り:f, ff, ph, -gh
例:fish, coffee, photo, tough.
[k]の音の書き方は6通り: c,k, -ck, ch, qu, que
cat, kid, lock, school, quick, plaque

(3)ひとつの書き方(1〜4文字)で複数の音を表すことができる。
ghと書いて読み方は3通り:
[g]の音、 [f]の音、無音 
例:ghost, rough, high

何だかややこしくなって参りましたー。
よって、今日はここまで。
また「中学生フォニックス|改めましてPhonics(下)」で会いましょう。チャオ!

【英語教室やってま〜す】
主に10歳〜中学生を対象に、平日の日本時間夕方から夜にかけて、オンラインで英語サポートをしています。英語が苦手な小中学生も大人も大歓迎です。TESOLやヨーロッパの外国語学習法からヒントを得て、日本の学校英語とはひと味ちがうアプローチで英語の基礎づくりを応援します。お気軽にご連絡ください:shibachanenglish@gmail.com

↓英語の44の音を確認できるYouTubeだよ:

↑こちらの「44 Phonemes」は前置きが長いので、1:13から再生してね。アメリカ英語です。

参考にしたもの:
・Phonics International Website
・Synthetic Phonics Website
・Jolly Phonics・MPIフォニックス
・McGrawHill We Can Phonics


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