見出し画像

お母ちゃんのTESOL日記|英語を教える時も学ぶ時も「不安ゼロ」

教員でも専門家でもないお母ちゃんですが、他国では英語をどのように教えているんだろう?と、TESOLのオンラインコースを覗いてます。TESOLでは「英語の教え方」を学びますが、そこには「英語の学び方」のヒントもたくさん。覚えておきたいポイントをnoteに残しています。

*TESOL = Teaching English to speakers of other languages。英語以外の言語を母語とする人々に英語を教えるための教授法。米国発のCourseraで、アリゾナ州立大学のTESOLをオンライン受講中。

TESOL Course1・Week4のポイント

● 言語学者・教育学者Stephen Krashenの第二言語習得にまつわる理論によると、英語も含めて、どの言語も「learn(学習)」ではなく「acquire(習得)」して初めて使えるようになる。この「習得」には、今の自分のレベルで理解できる内容のインプット(Comprehensible Input)が脳の言語習得装置に届かなければならないけれど、その時に、不安・恥ずかしい・間違いたくない・難しすぎる、といった感情(affective filter)があると、浸透の邪魔をするとのこと。

画像5

● 言語の習得を邪魔するAffective Filterは:
・間違いを直され続けたり
・意思に反してやらせられていたり
・孤独な学習になってしまっていたり
・恥ずかしい思いをしたり
・難しすぎたり、、、といった感情。
こういったAffective Filterが低ければ低いほど、自信とモチベーションを保つことができ、言語を習得しやすい。生徒がよりよく英語を吸収できるように、できる限りAffective Filterを排除することも英語指導者の役割である。

画像3

😩👎 High Affective Filter
=不安。自信がない。意欲がない。
インプットが言語習得装置に届きにくい。
😃👍 Low affective Filter 
=やる気がある。自信がある。不安ゼロ。
インプットが言語習得装置に届きやすい。

● TESOLから話がずれますが、Steven Krashen教授の言語習得理論はとても腑に落ちる内容で、わたくしファンです。こちらの講義はTESOLには登場しませんが、外国語習得の研究に興味があり、15分程英語でも大丈夫でしたら、オススメです。80年代のビデオなのですが、話がわかりやすくて面白い:

● 今週の宿題のお題は、「Do you think that you should control the language that a learner is exposed to? Why or why not?」(生徒が触れる英語の内容を、先生はコントロールすべきか?)。これについて意見を述べよ。お母ちゃんは「教室では「理解できる内容+1」で学習を進めるけれども、それだけではなく、生徒の興味の赴くまま、教室の外でもじゃんじゃん英語に触れちゃって〜。教室でも先生と一緒に、英語実践アイディアをどんどん出し合おう👍」と書きました。
以上!

おまけの一枚:時には子供と一緒に型抜きクッキーで、焼き終わってからアイシング♡

画像4

【英語教室やってま〜す】
主に10歳〜中学生を対象に、平日の日本時間夕方から夜にかけて、オンラインで英語サポートをしています。英語が苦手な小中学生も大人も大歓迎です。TESOLやヨーロッパの外国語学習法からヒントを得て、日本の学校英語とはひと味ちがうアプローチで英語の基礎づくりを応援します。お気軽にご連絡ください:shibachanenglish@gmail.com

お母ちゃんのTESOL日記、時系列でどうぞ:


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?