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お家で勉強すると、親子バトルになりがちなのはなぜ?

こんにちは。麦原ひろみです。

タイトルの通りなのですが、お家で勉強すると親子バトルになりがちではないですか?

楽しいお家学習のはずが…


息子が3歳になったあたりから家でワークを始めました。
ワークといっても、幼児用の楽しく書いたりハサミで工作したりする簡単なものです。
技能を高めたい!というよりも、子どもとのコミュニケーションの一つになればいいなと思って始めました。もうすぐ2年になりますが、息子はとても楽しんで取り組んでおり
「ママ、今日もワークしよう!」とよく言ってきてくれます。

そんなに楽しい雰囲気で始まったにもかかわらず、
なってしまうんです…親子バトル。

迷路に苦戦している息子に
「ほら、こうやってやり直してみればいいんだよ。」と私が口を出すと
「うーん…だってそこはさっきも試してみたから!」とイラっとする息子。
それに対して
「いや、試してないでしょ。すぐに諦めたらうんたらかんたら…」
と、ついムキになって言い返す私。

…文章にして客観的に見るとこれ完全に私が大人げないですね。(笑)

こんな感じでよく険悪になってしまいます。

子どもの頃の思い出


自分が子どもだったころも、こういう場面での親子バトルよくありました。
宿題を教えてもらっていて、できないとお母さんにすぐにイライラして感じ悪くしてしまう…。お母さんもお母さんですぐに口をだしてきて…。

時代は繰り返されるのでしょうか。
子ども時代の「自分でやりたい。でも分からないところは教えてほしい。」という気持ちを覚えているのに
親になってつい余計なことまで教えてしまう。

先生の自分とお母さんの自分


教員をしていたころ、授業の発問にはとても気をつかっていました。
子どもの考える時間を十分に確保して、教えすぎないように…子ども自身が「わかった!」と発見できるような授業展開を意識していました。
すぐに答えややり方を教えるのではなくて、失敗も大切な経験としてとらえていました。

…わが子になると途端にそれができなくなるのってどうしてなのでしょうか。
失敗から学ぶ経験のすばらしさを実感しているのに
わが子にはつい失敗する前にそれを回避するような口出しをしてしまうのです。そしてそれは、子どものやる気を奪ってしまったりイライラさせてしまったりするのでしょう。

楽しく始まったワークタイムが、険悪になってしまった日は
私もとても反省して
「〇〇くん、今日もママ言いすぎちゃった。ごめんね。」
と言います。
すると息子は
「いいよ。またやろうね。」と言ってくれます。

足し算の育児から引き算の育児へ


健気な息子に甘えていてはいけないなと、この記事を書きながら猛烈に反省の念が押し寄せてきました。
わが子の力を信じること…信じていると思っているけれど
自分自身の行動を振り返ると息子が失敗から学ぶ機会を奪ってしまっているのかもしれないと感じます。口出しすぎ、手を出しすぎ…。

「一歩下がって見守ること」
もうすぐ年中さんになる息子との日々で今一番心掛けたいことです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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