麦原ひろみ|優しい不登校対応を考える主婦

平日の午前中を家で過ごす子どもたちと、そのお家の人の味方でありたいです。 小学校の先生…

麦原ひろみ|優しい不登校対応を考える主婦

平日の午前中を家で過ごす子どもたちと、そのお家の人の味方でありたいです。 小学校の先生を子育てのために退職。 子どもやお家の人を追い詰めないような、優しい不登校対応について日々考えています。 不登校の子とそのお家の人を支えるお仕事をオンラインでやっています。

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「見守る」ことは「攻めの対応」だと思う。

こんにちは!麦原です。 不登校の子のお家の人へたまに投げかけられる見当違いな発言に「甘やかす」がありますね。 「甘やかして休ませるから癖になる」とか 「家の居心地がいいから出なくなる」とか。 それは全く見当違いなので気にしなくていいわけですけれども たまに 「見守ってるだけじゃ状況は変わらない」とか 「様子見して問題を先延ばしにしている」とかを耳にすると 胸にぐさっと刺さるような感覚になることがあるかもしれません。 フリースクールに見学にいくことや学校との連絡を密にとる

    • 冬に個人塾を開室する主婦の近況

      こんにちは!麦原です。 今日で10月も終わりです。…感覚的には「もう今年も終わるなぁ」って雰囲気。 月日が経つのはあっという間です。 最近の私は、個人塾「むぎわら教室」の開室に向けて オンライン説明会を実施したり、個別相談を計画したり… 今までの私では考えられないようなアクティブさ(?)で、新たな出会いを感じる日々を過ごしております。 (インドア派で、どんなに仲良しのお友達との遊びの約束でも 直前まで「あぁ、行きたくないな」と思いながらカウントダウンをするような私です。学

      • 絶妙なアシストや気持ちのケア・・・不登校のお家の人が日常的にしていることがすごすぎる

        こんにちは!麦原です。 10月も半ばを過ぎ、秋めいてきました。 私は冬に開室予定の「むぎわら塾」の説明会が始まり、入塾を検討してくださっているお家の人たちとお話したり文章でのやりとりをしたりする時間が増えています。 その中で感じることは 不登校のお家の人のアンテナと高さと、わが子の教育への想いです。 学校に行けば、教室で1時間目から6時間目まで用意された授業があります。積極的に児童生徒主体での活動が重要視されていますが ほとんどの小中学校では、先生(学校)が決めた時間割

        • わが子がいない学校行事

          こんにちは! 麦原です。 先日、以前勤務していた小学校の運動会に招待していただきいってきました。 といっても、実際に担任した子どもたちは卒業していますので、(教員時代の後半はほとんど高学年担任でした) 弟や妹の付き添いで来ていた子と少し会ったり 在校生のいるお家の人が見つけてテントに来てくれたりするだけで 私は完全に「お客さん」でした。(あたりまえですね) 担任時代は始発で行っても「遅い」と感じるような、クレイジーな働き方(今だから言っちゃいますけれど)をしていました。

        「見守る」ことは「攻めの対応」だと思う。

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          「このままじゃ将来困る」外野からの言葉に物申したい

          こんにちは! 今週もあっという間に金曜日ですね。 季節の変わり目でなんだかそわそわした気持ちです。 さて、普段オンラインで不登校の子どもたちと接している私ですが 最近とても感じることがあります。 それは「子どもたちの考えていることって、大人が想像するよりもずっと現実的」ということです。 不登校の子に対して 「このままじゃ将来困るよ。」とか「学校も行かないで大人になってどうするんだ。」なんて言葉をかけてしまう場面をたまに聞きます。 ・・・もしかしたらこの言葉を言う人は、

          「このままじゃ将来困る」外野からの言葉に物申したい

          在宅でお仕事する主婦の日常

          朝は大体5時には起きます。 ・・・意識高めの一行目に自分自身でどぎまぎしてしまいました。 30代に突入してから、一定の時間眠ると起きてしまうようになった気がします。しかも、前日何時に寝ているかというと、まさかの20時です。笑 子どもたちを寝かせたら、あれをやってこれもやって・・・と毎日思っています。でも絵本を読んでいると雲行き怪しくなって(眠くなる、という意味です、すみません) 気づけば寝ており、朝目覚めた時の自分の心の声一言目が「あぁ、ねちゃってた〜」の毎日です。 起き

          今日の私のつぶやきを見て、再度お問い合わせいただいた方へ✨ ありがとうございます!こちらからもメールを送りました!今度は届いていますように‥!

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          本日、何名かの方からnoteの「クリエイターへのお問い合わせ」をいただいています。ありがとうございます!その場合、メールアドレスにこちらからお返事をしているのですが、そのアドレスにこちらから送信できないことが発生しております💦 私からのメールがない場合、再度ご確認をお願いします!

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          【不登校ビジネス・・・私も。】

          麦原です。 この冬に個人塾「むぎわら教室」を開室する主婦です。 9月ごろに最初のお知らせをしてから、想定していた以上にお問い合わせをいただき とても嬉しく、そして身の引き締まる思いで準備を進めております。 個人で塾を始めようと思った理由は、いくつかあります。 まず「不登校の子にオンラインでできること」を考え続けたいと思ったからです。教員を退職し、オンラインでの不登校支援をいくつかの場所でやらせていただくうちに「もっとこんなサポートができたらいいな」という思いが出てきました

          【不登校ビジネス・・・私も。】

          「全員参加!全員本気!」の息苦しさ

          こんにちは!麦原です👒 運動会。学校行事のなかでも大きな存在感です。 教員になって間もないころは 「全員参加!全員本気!」みたいな暑苦しさが正義のように感じました。 クラスのどの子も楽しんでほしいし、活躍してほしい・・・そう思っていたんです。 しかし実際に子どもたちと毎日を過ごしている中で 私の価値観が変わってきました。 「全員」を押し付けてはならない、と気づきました。 どの子も楽しんでくれたら嬉しいけれど、 楽しさや充実感はそれぞれの子によって違うのだ、と感じました。

          「全員参加!全員本気!」の息苦しさ

          不登校「お家の居心地が良すぎる」件について

          こんにちは!むぎはらです👒 9月も半ばを過ぎ、少しずつですが着実に季節が進んでいる気がします。 季節の変わり目はわくわくするときもあるし、 なんだか置いてけぼりになったような焦りを感じるときもあります。 ・・・自分のその時の心の状態によるのかな?と想像していますが、どうなんだろう。。 不登校の子どもたちにとって 「秋」は少しキーになる時期かなと個人的に思っています。 「春」や「夏休み終わり」ほどの心の揺れはないけれど、 季節が進んでいく感覚の中で これからのことを考え始め

          不登校「お家の居心地が良すぎる」件について

          冬にオンライン塾を開室する主婦@不登校支援

          こんにちは!麦原👒です。 先日Xで、不登校の子のお家の人に向けてある質問をしました。 「あったらいいなと思うサポートとは?」 たくさんの…本当にたくさんのお返事をいただきました。 お忙しい中、時間を割いて教えてくださったことに感謝でいっぱいです。 一つ一つのお答え、大切に受け止めて拝読しました。 そうしているうちに、心に一つの思いが沸き上がってきました。 「・・・こんなサポート、してみたい!」 教員として約10年間、授業や学級経営に燃えてきました。(結婚前は土日も模

          冬にオンライン塾を開室する主婦@不登校支援

          夏休みが終わっても日々は続く

          こんにちは!むぎはらです👒 もうすぐ夏休みが終わりますね。 子どもの心が揺れ動く時期だと思います。 子どももお家の人も 夏休み前半は生活リズムもなんだか調子良く、「2学期からは〜」と新学期に前向きだったけれど だんだんと雲行きが怪しくなり、朝起きるのが辛かったりイライラしたり落ち込みやすくなったり・・・ 教員時代に子どもたちの葛藤を目の当たりにしました。 また、そんな我が子を見守るお家の人にとっても 「修行のような日々」かもしれません。 わが子が葛藤している姿を近く

          親戚からの直球に備える@お盆

          こんにちは!麦原👒です。 暑い日が続いていますが、みなさん体調いかがでしょうか。 オンラインで関わっている子どもたちとは、基本的に週に一回お話することが多いです。 そのため 「この一週間どうだった?」と前回の時からの振り返りをする場面があります。 ただ、この質問をするかどうかはその子によって変えています。 「特に変化がなかった」ことを肯定的に捉えるような心の状態にあったり 「小さな変化や出来事を話せる」関係性になれていたりするときには 今週の出来事や様子を聞いています。

          「せっかく来たんだから…」の呪い

          こんにちは!麦原です👒 先日、家族で海水浴場に行きました。 海につくと「わーーい!」と大喜びの子どもたち。 海、大きいよね。うれしいよね。 さあ、波にゆられてみよう!と思った矢先、 わが子たちは砂浜をがっしがっしと掘り始めました。 砂遊び、楽しいよね。 波でくずれちゃうの、不思議だよね。 ・・・・・・ ・・・・・・ ブラジル目指してるんか?ってくらい穴を掘りまくる息子。 しばらくするとものすごい塔を建築し始めました。 ・・・そろそろ海に入ってみない? ずーっと砂遊び

          「せっかく来たんだから…」の呪い

          「先生、不登校の子が夏祭りにいました」

          こんにちは、麦原です👒 先日地元の夏祭りに久しぶりに行ってきました。 偶然会った中学時代の同級生たちは、みんなすっかり大人になっていて 「わたしも外から見たら大人なんだなぁ」と当たり前のことにしみじみする気持ちになりました。 さて、夏祭りといえば 教員時代に何度か遭遇したこんな場面についてです。 「先生、お祭りに〇〇さんがいました~。」 というクラスメイトからの報告。 担任として、そういわれると 「その子は元気そうだった?」とか「何かお話した?」とか つい色々と質問した

          「先生、不登校の子が夏祭りにいました」