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身内介護がだぶるときの工夫

親と祖父母、親と独身の叔母・叔父というように、身内介護は予期せずダブってしまうことがあります。その期間が長いと「大変!」の一言ではすまない場合も、、、私だけでなく、ばったり会った同級生が、どうにもならず私に羅列した自分の状況は、大変なものでした。多分、私がパートヘルパーをしているから分かってくれるはず!!と思い、堰が切れたように話してしまったのでしょう。一通り話して、彼女は楽になったのでしょうか?

1.書類管理で気持ちも整理

予期せぬことが次々に起こったとき、誰かに助けを求めることができればいいのですが、子供がまだ学生だったり、親戚に気安く頼める人がいない。一人っ子または結婚している兄弟が遠くにいて来るのが大変。来て貰う予定を立てる際に、介護の大変さがわからない人に頼む大変さで気疲れした。と、いろいろあるものです。
まずは、状況を整理するために、ポケットファイルや、書類棚を購入し、介護する人ごとに分けて分類していきましょう。更に、病院関係、役所関係、福祉関係と分けておいてもいいかもしれません。心身両面の把握とこれからの行程を考えねばならないとき、ファイルや引き出しごとに出してみることが出来ます。大切な書類と領収書を同じファイルや引き出しに整理しておくことで、病院や福祉関係者との打ち合わせの際も、まとめて持参し、見ながら打ち合わせをすることも出来ますので、自分の気持ちの整理にも一役かってくれるのではないかと思います。
自分が体調を崩して、子供や誰かに介護の続きを頼まねばならなくなった際にも、そこを見れば、その書類を持って行けば状態にしておけば、心労もいくらでも少なくなると思います。

2.生活をシンプルにし自分の休養と栄養を心がける

頭の中と身体がどんなに忙しくても、自分が倒れてしまってはどうしようもありません。ばったり会った同級生も、体調を崩し顔と体がむくんでいました。入院や介護は長く続くこともありますが、あるとき急に終わることもあります。そのあとには直ぐ、お葬式が控えています。
自分が休めるときに休み、美味しいもの(慎ましくとも)で栄養を摂っておけば、大切な家族を見送ってあげられ、その後の雑用にも対応できます。
ここまでくれば、たった一人だとしても誰かが手伝ってくれたり労ってくれたりするものです。

介護が長くなると、おむつ交換や清拭、ポータブルトイレの洗浄、家事等にも自分なりの工夫と、楽しみも加わってきます。仕事で介護させていただいた利用者さんとご家族からは、いつまでも笑える思い出や人生の苦味も頂いていますし、、、


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