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エバートンvsマンチェスターシティ エンポリvsユベントス ミランvsインテル

エバートンvsマンチェスターシティ
〜シティは苦しい中でなぜ勝てるのか〜

前半は,シティがボールを保持するが、チャンスを作れず。ペナルティエリアに良い形で侵入することが出来なかった。対してエバートンは,チャンスを作った。良い守備からの攻撃が光った。エバートンは、5-4-1セット。リシャルリソンがロドリを見ながらセンターバックへプレス。ドゥクレがもう一方のセンターバックへ出ていく。ファンデベークは、高い位置をとるデブライネ、または、ベルナウドシウバをマーク。サイドバックとセンターバックの間まで降りて低い位置を取った。アランの守備貢献も大きかった。人を高い位置から捕まえながら、ハードワークした。ドゥクレは、攻守においてキーマンとなった。攻撃においても起点となる。ボールを奪われない、推進力があり、攻撃へと繋げた。また、トップでリシャルリソンがキープできることによって攻撃において常に起点となった。エバートンは、ロングボールで前から来るシティのプレッシングを回避し、セカンドボールを拾うことを狙った。その中で、チャンスも作り、先制出来ればという展開だった。後半では、シティも改善してくる。良い形でペナルティエリアに侵入できる形を増やし、得点も奪った。シティは、クロスボールを入れる回数を増やした。特に、右サイドで作ってベルナウドが仕掛けたり、デブライネが絡み右サイドに人を密集させ、空いてくる左サイドのフォーデンがサイドに張って、フォーデンがクロスを上げる。この形がチャンスを生み出していた。クロスを増やし、セカンドを回収して押し込むことで、前半受けていたようなカウンターを受ける回数を減らした。カンセロからの対角のボールでポケットを狙うことも行っていたが、これはエバートンは、ディフェンスライン、キーパーが警戒していたため、上手く行かなかった。シティは、ピッチを広く使って、広げて、深い位置、相手の背後に飛び出して、逆サイドのポケットを狙うことが多いが相当警戒されていた。この試合では、クロスを増やし、カウンターも受けない、上手く改善した。

エンポリvsユベントス
〜ユベントス、ヴラホビッチ中心のチームへ〜

ユベントスはキーン、ヴラホビッチのドッピエッタで競り勝った。キーンのゴールもヴラホビッチが前線で起点となり、ラビオのクロスの質とキーンの決定力で得点した。ヴラホビッチは、常に前線で起点となれる。単純にヴラホビッチに縦パス、ロングボールを放り込んで、ヴラホビッチがキープ、そこから周りが追い越す。完全にヴラホビッチ中心のチームになってきた。ユベントスのプレッシングでは、キーン、ヴラホビッチが相手のアンカーを消しながらセンターバックへプレス、アンカーをアルトゥール、ロカテッリが入ってからはロカテッリが捕まえる。(前線からのプレスでは)ユベントスは、押し込まれる展開が長かっため、4-4-2セット、後半、モラタが入ってからは4-3-3で構え、ペナルティには侵入させない。最後ところはやらさないという守備。攻撃の構図としては、左肩上がり、ペッレグリーニは、上がって高い位置をとり、ダニーロは残る。
エンポリは、ハイプレスを仕掛ける。スプリントでプレッシングする場面が序盤見られた。4-3-2-1で、3トップが2センターバック、降りるアルトゥールをマーク、プレス。前からはめに行き、ボールサイドに人を多くかける守備を行った。ボランチも積極的に前に出ていき、縦スライドを起こす。前線からのプレスは、見応え十分だ。

コッパ イタリア 1stレグ ミランvsインテル
〜膠着したダービー〜

ミランは、ハイプレスを仕掛ける。序盤は特に仕掛けた。レオンは、シュクリニアル、サーレマーケルスは、パストー二へプレス、ジルーはデフライ、クルニッチがブロゾビッチを見る。テオは、高い位置をとるドゥンフリース、フロレンツィは、降りていくペリシッチを捕まえる。前からはめに行った。そこでインテルにロングボールを蹴らせて回収し、ショートカウンター、特にラファエルレオンのドリブル突破は目立った。チャンスも作った。ビルドアップ、攻撃では、クルニッチが降りるのではなく、ジルーが降りて来てボールを引き出す。サーレマーケルスは、中に入る場面が多い。レオンとジルーは、攻め残る。ミランの中盤、べナセルがこの試合躍動。攻守の切り替えも早く、ボールを回収する。また、組み立て役としても役割を果たした。
インテルも序盤は、はめに行く場面を多く作った。バレッラがケシエ、チャルハノールはべナセルを捕まえる。ビルドアップを防ぎに行った。試合の経過ごとに,5-3-2セットで、耐える時間も多くなった。ビルドアップでは、ハイプレスを剥がしてチャンスを作ることは出来なかった。パストー二が中に入ったり、攻撃参加を行う。ミランが前からはめに行くので前線にはスペースができる。そこでロングボールでジェコ、セカンドの回収によって前進する場面が多く見られた。また、ペリシッチの突破からのクロスはいつだって武器になり、チャンスになる。良い状態のインテルではない中でアウェーでのドローは、良く耐えたと言えるだろう。

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