見出し画像

太宰治応募作品完成しました。

疲れた〜太宰治応募作完成しました。

 前回の記事アップから一ヶ月がたってしまっていました。介護の職業訓練学校に通っているので、それが終わると、そのまま急いで帰宅し、そのまま原稿作成の日々。進捗具合をアップしたいと思ってたんですけど。
 全然だめでした。
 noteにアップする人たち、すごいなぁって改めて思いました。
 太宰治賞の応募期限は、12月10日。
 後13日を残しての完成です。
 投函は明日になりますけど、後は送付状的なもの書いたら終わりですね。
 
 応募規定が50枚から300枚だったので、時間は1ヶ月半だけど、応募できると思って、現在通っている介護の職業訓練学校のことをどうしても書きたくて。最初、このnoteに介護学校入学から、再就職までの期間のことを書こうと思い書き始めたんですけど、日々が面白くて、また感動的な事が多くて、『小説にしたい』と思いました。
 50枚から100枚程度の作品にならまとめられると思い書き始めて、実際の完成品が、原稿用紙70枚。
 まあ、当初の予定通りですね。
 

肝心の完成した今の気持ちはといいますと。

 書き足りない。
 というのが、本音ですね。
 
 少し内容に触れます。

 私小説なんですけど。
 介護の職業訓練学校に通う50代の男性が、図書館で一心不乱に小説を書いている女子高生を見て、すごく好もしく感じました。
 その時に、なぜ、若者が一心不乱に頑張っている人は人の胸をうつのか、考えて、その時に、ふと、介護の職業訓練学校では、毎日、平均年齢50代が必死に再就職し、人生を再構築するために頑張っている。
 その姿は美しくないのか。人の心を打たないのか。
 考えました。
 それが、小説の主題です。
 
 その主題をもとに生徒といっても、もう40代50代ですけど、話しを聞いてまわり、心持ちや頑張る気持ち、今までの人生聞きました。
 その上で、授業内容や、介護の現場の話し。
 全部が、心を打つものでした。
 
 その中でも、一番感動したものは、介護施設の現場見学に言ったときに、同じ学校に通う、介護経験者と施設の現場を案内してくれた人の会話なんですけど。
 看取り介護の話をされていました。
 看取り介護。僕も授業で言葉としては知っていましたが、実際に現場でやっている人の話を聞くと、実際に人が死んでいく現場の話は、臨場感があり、未経験者にとっては、身震いする思いでした。
 「よく頑張りましたね。お疲れさまでした」という言葉が亡くなられたときに、自然に出る。
 寂しさではなく、悲しみでもなく『愛おしい』と言う気持ち。
 亡くなった人を悼むよりも大きくて深いものを感じました。
 こんな気持、今の僕にはないものです。
 その時、僕もそう成りたいと思いました。

 これを書きたい。それがこの小説を書こうと思った動機です。

 生涯の最後を、その人の人生を尊く意義あらしめるために一切、手を抜かずに寄り添い介護する。最高に価値ある仕事だと思いました。
 しかし、大変な仕事で、そして、給料が安い。
 僕も、日々学校で介護職の学びながら、出来るかと苦悩しています。
 この給料で嫁に、就職活動でここを受けようと思ってるとはなかなか言えません。
 
 そんな介護職に向かう人の気持ちを書きたいと思いました。

 今回は、70枚程度の中編です。
 でも、これは、この中編をもとにいずれ長編にしたいと思っています。 
 
 まあ、応募しても、大賞というのはねぇ。。
 難しいですから。

 それでもね、これを書きたいと思えるものに出会ったっていうのは、執筆活動をしてきた者にとっては途轍もなく大きなこと。

 それに出会えた。
 今、最高に幸せな気持ちです。

 これからは、また、学校の事も書きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?