ロマンス恵

ふたりは50代。 大好きな教授とわたしの日々。

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  • 仲良しの秘訣

    朴念仁な教授と仲良く過ごす秘訣をまとめています。

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誕生日プレゼントをくれない教授がくれるサプライズとは?

教授は朴念仁である。 誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントもくれない。 教授とまだラン友だった頃。共通の友だちと2月にマラソン大会へ参加した際、季節柄バレンタインチョコを配ったのであるが、お返しをくれなかったのも教授だけである。 そんな教授と何故か仲良くふたりで休日をすごすようになり、わたしも以前のように走れるようになったので、一緒に大会に参加することになった。 今回教授は、トレイルマラソン大会へ行きたいと言う。 トレイルマラソン大会(トレイルランニング大会)とは

    • 演じる人によってストーリーが変わってしまう舞台とは?

      演じる人によって、話のストーリーがまったく変わってしまうという舞台を、わたしは2度見たことがある。 1度目は、劇団四季のオペラ座の怪人。 2度目が、柳家小三治の初天神である。 教授は落語が大好きだ。 10代の頃から聞き続けている。 教授と仲良く休日を過ごすようになって、わたしも落語を聞くようになった。 今回は春風亭一之輔さんの落語会デートだ。 わたしは一之輔さんののらりくらりとした雰囲気が大好き! 落語の前に話す枕と呼ばれる話もピカイチで大好きだ。 実は枕と

      • プラネタリウムでリモート講演会

        ダイナソー小林と呼ばれる恐竜探検家の小林快次先生の講演会が青少年科学館であるというので、教授とふたりで楽しみにしていた。 しかしこのご時世、リモート講演会になってしまったのである。 以前、はやぶさ2の講演会でJAXAの方が目の前で熱く語る講演会と、モニターの中で語るリモート講演会とそれぞれ体験しているが、やはりリモートは少々寂しさを否めない。 それでも直接お話を伺える機会はなかなかないので、教授とのデート講演会にいそいそとお出かけした。 ところが現地へ行ってびっくり!

        • 50代のおじちゃんとおばちゃんがインスタ映えする写真にチャレンジしてみた。

          ある日、教授が「かがみの海」の新聞記事を切り抜いて持ってきてくれた。 恥ずかしながらわたしは、新聞もテレビもない生活を送っているので、教授からもたらされる情報は貴重だ。 記事の写真は、まるでウユニ塩湖のような美しい写真だった。 おー!!! 早速撮りに行こう!!! と思ったが、どうやら条件があるらしい。 大潮×干潮×無風 しかし、おじちゃんとおばちゃんは慣れないので、本番前に練習することにして 中潮×干潮×大風 にもかかわらず行ってみた! まずは、場所探し。

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        • 仲良しの秘訣
          6本

        記事

          認知症VR体験と遺跡発掘VR体験デート

          パートナーである教授に興味津々なわたしは、教授が興味を持った講演会に毎回いそいそと着いていく。 その道のプロが熱く語る講義は大変面白い。 今回は、介護講座で認知症VR体験、 考古学講座で遺跡発掘VR体験をしてきた。 VRとはバーチャル・リアリティーの略で、仮想現実などと訳される。 VR体験できるゴーグルをはめて自分でリアルに体験することもできるし、今体験している人が見ている映像を外から楽しむこともできる。 認知症VR体験では、階段を下りるときの不安定さや幻視が見える

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          インスタントラーメンが無言で伝える言葉とは?

           教授はラーメンが好きである。  ふたりで二泊三日の旅行へ行った際、3日連続ラーメン屋へ行くほど大好物だ。  初めてのクリスマスも、山頂でインスタントラーメンを作ってくれた。  もっとオシャレなお店に行きたくない?  よく友人に聞かれる質問であるが、これは無口男子と付き合ったことがないから言えるセリフなのだ。  無口男子あるある。懐石料理屋の個室でふたり、無言で過ごすこの時間のいたたまれなさをわかっていただけるだろうか。  それに引き換え、ふたりの趣味である山登り

          インスタントラーメンが無言で伝える言葉とは?

          お菓子を分けてくれない問題

           教授は朴念仁である。  休日をふたりで過ごすようになった最初の頃。教授は山登りの前にスナック菓子を食べるのだが、そのお菓子を教授はひとりで食べてしまう。  奢ってくれる男友だちや、「これおいしいよー」と分けてくれる女友だちしか知らなかったわたしは大いに驚いた。  さて、そんな時の対処法である。  まずは「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」。  幼い子がおもちゃを取り上げるようにお菓子を奪う、もしくは「どうして分けてくれないの!」と口撃する方法。  わたしもいい大

          お菓子を分けてくれない問題

          仲良しの秘密 教授とのなれそめ

           十数年前、息子が陸上部に入部したのをきっかけに、わたしもダイエットを兼ねて走り出した。  超スロージョギングで、最初は河川敷を五百メートルくらい走ったところでへばったのではなかったか。  それが一キロ走れるようになり、二キロ走れるようになり、いつの間にか十キロの大会に出場し、ハーフマラソンも走れるようになっていた。  その頃にはもう、ランチームふたつ、山サークルふたつに所属しており、休日にはたくさんのラン友、山友と、走ったり登ったり楽しく過ごさせてもらっていた。  

          仲良しの秘密 教授とのなれそめ

          おススメでっかい恋文

           教授がマラソン大会に出場するという。  教授とわたしは元ラン友である。  コロナ禍の中でも練習を続けてきた教授とは異なり、わたしは現在全く走っていない。  教授とのデートは「登る」か「歩く」である。  かつてはこれに「走る」が加わっていたのであるが、怠け者のわたしは断ってきたのだ。  さて、マラソン大会である。 「応援ナビがある」と教授が言う。  どうやら応援に来て欲しいらしい。  応援ナビとは、ネット上にランナーの位置を表示してくれるサービスである。  

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          つらい記憶のステキな消し方

           わたしのパートナーは本の虫である。  何かに興味を持ったら図書館へ行き、その分野の棚の本すべてを読破する。  その後、広域で貸し出し可能な近隣の図書館と県立図書館へ行き、同じように棚を制覇する。  そんな好奇心旺盛のパートナーを、わたしはひそかに「教授」と読んでいる。  そんな教授が、50代も半ばにして大学生になった。  昔取り忘れた司書の免許を取るそうである。  教授が単位をほぼ取り終えた頃、レファレンスの練習をしたいと言いだした。  レファレンスサービスと

          つらい記憶のステキな消し方