飲食店のポスティング勝ちパターン3要素(反応率0.8%の衝撃)
先日、金沢駅周辺でポスティングを行いました。
弊社が経営するおすしと和食 はた中(お店のインスタに飛びます。)のチラシです。
配布数は合計800枚。
チラシのデザインは2パターン400部づつ用意して、どちらが効果があるか検証しました。
その結果は、タイトル通り反応率0.8%で7組の来店があり、優れた結果が出ました。
細かく見ていきます。
-期間:1ヶ月間
-場所:金沢駅周辺
-配布数:800枚(パターンA:400枚、パターンB:400枚)
パターンA、Bともに、「お好きなドリンク1杯券」が付いていて、それぞれ微妙にデザインが異なるように作成したので、顧客が持参した時にABどちらのチラシか判別できるようにしました。
これがパターンA
A5(A4の半分)のペライチです。用紙は一番安い普通紙です。
右下にドリンク券が付いています。
これがパターンB
封筒入りのチラシです。
封筒の表には「近隣にお住いの方へ 寿司屋開業のご挨拶(お飲物1杯無料券付き)」と筆ペンで書きました。
また少しでも高級感が出るように、封は金色のシールを貼りました。
封筒を開けると、中にA4のチラシが入っています。
デザインはパターンAとほぼ同じです。
配布先はどうしたか?
お店から徒歩10分以内にある高級マンションばかりを狙いました。(空き巣みたいだなw)
お店の特徴として、平均客単価が8,000円のお店です。
安くないお店なので、若い人が住んでいる1Rマンションよりは、生活に余裕がある方達が住んでいる住居のほうが適していると考えたからです。
あとは集合住宅の方が圧倒的にポスティングの時間短縮になります。
一軒家の場合はポスト間の移動があり、かつポストの場所が分かりにくい場合もあるので。
800部の配布で約3時間かかりました。
結果は??
5月の末に配布を完了し、6月いっぱいが効果測定期間です。(ドリンク無料券の期限が6月末のため)
結果は、合計7組の方たちに来店していただきました。
パターンAが3組、パターンBが4組です。
残念ながら、配布母数が少ないことからか、AB間であまり明確な差は出ませんでした。
とはいえ、800枚配り7組の来店って、すごくないですか?
コンバージョン率は、なんと0.8%です。
今回のポスティングに費やした費用は、合計で21,000円でした。(印刷代が18,000円と封筒代3,000円です。)
(とはいえ、チラシのデザイン、封筒に記入したり投函に費やした人件費は入ってません。今回はすべて自分でやりました。)
売上は、7組の来店があり、お連れ様も入れると13名の来店です。
客単価8,000円なので、売上合計で110,000円です。ざっくり売上原価が3割だとすると、粗利は77,000円になりました。
粗利77,000円からポスティング費用の21,000円を引くと56,000円になり、完全にペイしました。
しかも、
7組中2組が次回の予約をお電話でいただく結果となりました。
ちなみに、ポスティングを実施する前に、いろんな媒体でポスティングのことを研究しましたが、反応率はだいたい0.1-0.2%が平均なようです。
もし仮に0.1%の反応率の場合、来店数は1名となり、売上は8,000円。完全に赤字でした。
ポスティングに大切なこと3つのこと。
以上の結果から、ポスティングが成功するために必要な要素はこの3つかなと思います。
1.高単価
2.リピート商品
3.コモディティ商品でないこと
1.高単価
印刷代や投函に費やす時間など、ポスティングはそれなりにコストがかかります。
実際に来店に繋がったとしても単価が低い場合は到底ペイしないでしょう。できるだけ単価の高い商品やサービスが向いていると思います。
また、一人のみの購買よりは、複数人で購買に繋がる方が当然売上は上がります。今回の場合は、お連れ様がいた、という事実です。
2.リピート商品
一度来てもらい気に入ってもらえたら、次に繋がる商品やサービスだと良いですね。飲食店の場合はリピートに繋がりやすいので、ポスティングに向いています。(寿司やピザのポスティングが多いのは、リピート商品だから)
また高頻度でリピートするような場合は、多少単価が低くても問題ありませんね。
3.コモディティ商品でないこと
近所のスーパーで簡単に買えたり、Amazonですぐポチれる商品は、よほどの理由がない限りポスティングから購買には繋がりません。
提供する商品やサービスが、コモディティ化していないか見極める必要があります。
顧客から見て、あなたの商品だからこそ買ってみたい!と指名買いされるかどうかが判断材料です。
終わりに
はじめてポスティングに挑戦しましたが、もう結果にびっくりです。こんなにも良い結果がでるとは思っていませんでした。もう可能性しか感じないです。
弊社のメインの事業は宿業であり、宿業の主戦場はオンラインなんですが、ローカルビジネスである飲食店はオフラインでの営業方法も面白いんだなと学びました。
今月もやりますw
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