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M-1グランプリの採点基準、こうしたらいいのでは?

先日、日本一の漫才師を決める『M-1グランプリ』が開催された。

ボクも、毎年、楽しみにしている番組のひとつでもある。

今年も例にもれず、SNS上をはじめネットニュースなどで、"審査員の採点"に対する意見や分析が繰り広げられられ、人々の関心の高さを伺い知ることができた。

それぞれの審査員がどう評価するかは個々の主観であり、点数そのものに対しては外野が何も言うことはないのだけれど、ただ毎年番組を見ててどうも気になることがひとつある。

それは「トップバッターが点数の評価基準」になっていることだ。

「番組のルールである」と言われればそれまでなのだけど、その年のトップバッターと比較しながら評価するのではなく、いま以上に「お笑い(というコンテンツや文化)」全体を俯瞰しつつ、それを軸にしたうえで、総合的に評価するのはどうだろうか、とも思う。

もちろん、そういう判断基準で評価をしている審査員もいるとは思うが、あまりにも「トップバッターが点数の評価基準」、「〇〇というコンビと比較して採点した」という部分が前面に出てきがちだ。

トップバッター(や他のコンビ)と比較するのではなく(比較してもいいが、あくまでもそれがメインではなく)……審査員のこれまでの経験や知識を活かして、「お笑いの歴史から見てどうだったか?」、「そのコンビのファンにきちんと届けられていたかか?」などもバランス良く鑑みていますよ、という部分をもっと押し出していってもいいのかもしれない。

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