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あなたにとっての「ゲームとは?」を教えてください
ゲームライターという職業がら、ゲーム好きな著名人(アイドルや芸人など)にインタビューをすることも多いのだけど、そこで決まり文句のようによく使うのが、「あなたにとってゲームとはどのような存在ですか?(あなたにとってゲームとは何ですか?)」という質問。
ありきたりな質問ではあるけれど、その答えからインタビュイーがゲームとどう付き合っているのか"その人なりのゲーム観"を知ることができるし、さらにそこを起点に話を広げたり掘り下げたりすることもでできるので重宝している。
先日も、マンガ家の山本さほ先生にインタビューをさせていただいたのだけど、そのときに彼女は「ゲームはご飯を食べることと同じ」、「一生飽きることがないもの」と語ってくれた。
ボクにはない非常に面白い考え方でヘンに感心したのを覚えている。彼女にとっては、まさにゲームは生活の一部なのである。
\自分にとってゲームとはどのようなものか?/
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かくいうボクも「自分にとってゲームとはどのようなものか?」を、よく考える。
その答えは、大きくふたつある。
ひとつは「未来を感じさせるテクノロジー」としての存在、もうひとつは「コミュニケーションツール」としての存在だ。
ボクがゲームと出会ったのは、小学校2~3年生のころ。
当時、王子駅まえにあったゲームセンター"インベーダー道場"で、『サーカス』(1977年)や『スペースインベーダー』(1978年)、『オズマウォーズ』(1979年)、『コスミックゲリラ』(1979年)などに出会い、真っ暗なゲーセン内に煌々と光るそれらの映像に"未来のテクノロジー"を感じたのを憶えている。
(ちなみに当時は、風営法改正まえだったので年齢による立入規制がなく小学生でも夜まで遊べ、また店内の照度の規定もなかったので真っ暗なゲーセンも多かった)。
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そんな"原体験"もあり、ゲームは「未来的なもの」、「かっこいいもの」というイメージがいまでもある。
だからこそ、"遊びとしての面白さ"以上に、これまでに見たことのないゲーム性やビジュアル、技術的な"目新しさ"に惹かれることも多く、「発明品」としての新しいアイデアに期待している部分も少なからずあったりもする。
これがひとつ目の、「未来を感じさせるテクノロジー」に対する理由。
そしてもうひとつの「コミュニケーションツール」という側面に関しては、たとえば誰かと『ファミスタ』や『バルーンファイト』などの対戦・協力ゲームで遊ぶのは、それはそれで単純にコミュニケーションとして楽しいのだけど、もっと言えば、そのゲームを使って"どう遊ぶか"が大事、だと思っている。
(例に出したゲームが古いけど、最近ならオンラインマルチで遊べる『Apex Legends』や『Fall Guys』などでもいいです)。
ちなみに、スーパーファミコン版の『不思議のダンジョン 風来のシレン』は、本来ならひとりで楽しむローグライクRPGだが、以前ボクが在籍していたファミ通編集部では、2台のスーファミと2台のモニターを並べて、「よーいドン!」で同時にスタートし、渓谷の宿場からテーブルマウンテンまでのタイムアタック対決をよく遊んでいた。
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また、ファミ通Wave編集部時代には、ドリームキャスト版の『ソウルキャリバー』や『バーチャストライカー2』が編集部内でブームになり、負けた人が勝った人に焼き肉をおごる"肉リーグ"と呼ばれるリーグ戦を開催。めちゃくちゃ凝った勝敗表を作ったり、細かいルールや規定を追加したりと、みんなでわいわいいと"肉リーグ"を運用して楽しんでいた。
与えられた(決められた)ルールで遊ぶゲームももちろん面白いのだが、このように誰かと「あーだこーだ」言いながら(ゲームを軸としたより幅広いコミュニケーションを取りながら)、一緒に新しい遊びを作っていくのも一興だ。
それこそ、まだオンラインゲーム(ましてやインターネット)がない時代は、ゲームの攻略法を友だちに電話して聞いたり、ゲーム雑誌で得た情報をみんなで話合ったりと、同じゲームを遊んでる仲間どうしで交流し、会話を通じてその楽しさや魅力を分かち合っていた。
直接ゲームを通して対戦・協力しなくとも、同じゲームという趣味を通じて、"体験や楽しさを共有できる"という側面も含め、ゲームは「コミュニケーションツール」のひとつだと感じている。
\みなさんにとってのゲームとは?/
以上、「未来を感じさせるテクノロジー」と「コミュニケーションツール」、このふたつが、ボクのとってのゲームなのである。
「ゲームは学問である」、「ゲームはストレス解消である」、「ゲームは友だちである」、「ゲームは暇つぶしである」など……十人十色の"ゲーム観"があると思うのだけど、みなさんにとってのゲームとは、いったいどのような存在でしょう?
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