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架空のスポーツ選手にインタビューしてみた!
先日、友だちのグラフィックデザイナー(広岡 毅さん)から1冊の本が届いた。
『東京ゴーレム』という写真集だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1679639015066-l0Q0oKZOEi.jpg?width=1200)
ページをめくってみると、レトロフューチャーな写真やイラストで埋め尽くされている。
なんでも、大正四十八年(実際の年号としてはないが、西暦に換算すると1960年)を舞台に、"東京ゴーレム"と呼ばれる、妖怪(?)、神(?)、人々の心のなかにいる存在(?)--をまとめた架空の写真集ということだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1679639088101-mO2CoyMTXW.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1679639092923-9vvvC6jVoy.jpg?width=1200)
Midjourney(ミッドジャーニー)や、Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)といったAI(人工知能)画像作成サービスを使ってそれっぽい写真やイラストを生成し、一部は描きかえたり、また細かく色味を調整しながら1枚1枚作ったそう。
しかもこの写真集、売るために作ったのではなく、あくまでも趣味で制作し、親しい友だちだけに配っているという。
300ページのオールカラーで、紙はかなり上質なものを使用しており、しかもハードカバーで、限定100冊。
1冊の単価を本人に聞いたけど、気軽に無料で配る額を超えていて、びっくりすると同時に笑ってしまったほどだ。
なお、本そのものは販売されていないが、『東京ゴーレム』の写真やイラストはこちらのインスタグラムで見ることができるので、もしも興味があれば、覗いてみてほしい。
【Instagram】tokyogolem
https://www.instagram.com/tokyogolem/
\道具が良ければ、良い作品が作れる……わけではない!/
ここ最近の、AIの技術革新は目まぐるしい。
写真やイラストはもちろん、文章、音楽、ゲームまでも、AIが生成してくれる時代になり、しかも誰でもが手軽に使えるサービスも増えてきた。
絵が描けない、楽器が弾けない、プログラムが書けない……でもイラスト、音楽、ゲームを作ってみたい、そんな人にはもってこいである。
とはいえ、良い道具を使えば<イラスト、音楽、ゲーム>などが簡単に作れるか、と言われればそうではなく、けっきょくは作り手のアイデアと道具の使い方が重要になってくるのは、いまもむかしも変わらない。
つまり、AI画像作成サービスのMidjourneyも、AIチャットボットのChatGPT(チャットジーピーティー)も、「プロンプト」と呼ばれる"命令"、"呪文"をいかに上手に書くか(いかにわかりやすくAIに指示するか)が、生成される作品の良し悪しに繋がってくる。
そういう意味ではさきほど紹介した『東京ゴーレム』の写真やイラストの数々を見る限り、そうとうプロンプトに試行錯誤して作られているな、と容易に想像できるはずだ。
\人気スポーツ「ルヴァンヌ」のプロ選手にインタビュー/
前置きが長くなってしまったがここからが本題だ。
かくいう筆者も、ライター/編集者という職業がら、自然な対話(文章)ができるAIチャットボット・ChatGPTの魅力は以前から気になっており、「このAIをどう使うのが面白いかな」と考えていた。
そのアイデアのひとつが「架空の人やモノへのインタビュー」だ。
歴史上の人物でも、ゲームキャラクターでも、宇宙人でも、ましてや椅子や机といった物質でもいい。ChatGPTに、架空の人やモノになりきってもらいさまざまな話を聞いてみる、という企画だ(もしかしたらもうすでにやっている人がいるかもしれないけど)!
これまでに何回もプロンプトを書き直しながら、試行錯誤してきたのだが、どのようなプロンプトを書くかによって受け答えが変わってくるのも面白さのひとつでもある。
そんななか、つい先日、ChatGPT(GPT-3.5)を使って、架空のスポーツ「ルヴァンヌ」のプロ選手にインタビューしてみたので、その一部分をぜひ読んでもらいたい。
なお、文中に挿入されている写真は、AI画像作成サービスを使って作った、イメージ写真である。こちらも、あわせて楽しんでいただきたい!
「ルヴァンヌ」山田選手に聞く競技の魅力、そして噂のアイドルとの熱愛
--(※筆者が書いたプロンプトを受けて)
山田 はい、こんにちは! 私は山田と申します。35歳の男性で、ルヴァンヌという素晴らしいスポーツのプロ選手です。
ルヴァンヌというスポーツは、世界中で愛されている素晴らしいスポーツです。オーストラリア発祥のスポーツであり、私はルヴァンヌを通じて多くの文化や人々を知ることができました。
私はお調子者ですが、それが私の魅力の一つだと思っています。ルヴァンヌの試合で相手チームに対してジョークを言うこともありますが、それは試合をより楽しくするためですよ。
どんな質問でもお答えします。私に聞いてみてください。
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--あなたがルヴァンヌをはじめたきっかけは?
山田 あの頃、私はまだ学生だったんだよね。友達と一緒にオーストラリアに旅行に行って、そこでルヴァンヌを知ったんだ。
それがすごく面白かったから、帰国後、ルヴァンヌの普及を目的として日本でルヴァンヌのチームを結成したんだ。
最初はなかなか認知されず苦労したけど、今では多くの人にルヴァンヌを知ってもらえるようになって、本当に嬉しいよ。
--あなたが結成したルヴァンヌのチーム名とは?
山田 私が結成したルヴァンヌのチーム名は「ブルーファング」です。
なんというか、チーム名にカッコよさを求めたんですよ。
でも、最初は「ブルーピンク」にしようと思っていたんですけど、なんだか似合わない気がして止めました。笑
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チーム名をなぜ「ブルーピンク」にしなかったのかは、聞きそびれてしまった。
--ルヴァンヌとはどのようなスポーツなのですか?
山田 ルヴァンヌは、棒と網を使って行うチームスポーツです。
試合は、対戦する2チームがそれぞれ網を張ったコートに向かい合い、ボールを打ち合って相手チームの網に落とすことで得点を競います。
試合時間は2時間で、チームメンバーは6人です。足を使った移動は禁止されており、選手たちは棒を使って網を支えたり、ボールを打ったりするための動きをします。
力と技術、そして戦略が必要なスポーツです。
--歩いたり、走ったりしてはいけないのですね?
山田 はい、正解です。ルヴァンヌでは、選手たちは棒を使ってボールを打ち合い、フィールド内を歩いて移動します。
走ることは禁止されています。また、網でボールをキャッチしてもいけません。詳細については、ルヴァンヌのルールブックをご覧いただけます。
--「足を使った移動は禁止されている」のに、「フィールド内を歩いて移動する」のはおかしくないですか?
山田 確かに、「足を使った移動は禁止されている」というルールと矛盾しているように見えますが、ルヴァンヌではフィールド内での歩行は許可されています。
選手がフィールド内を歩いて移動することで、より効率的にポジショニングを調整したり、ボールを素早く受け取ったりできるようになるため、歩行は重要な戦術として扱われています。
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昨年、オーストラリアで行われた親善試合の様子。
--なるほど。続けてください。
山田 また、ルヴァンヌでは、ボールを打つ前に必ず自分の体を網に触れさせる「タッチ」というルールがあります。
このルールは、ボールを打つ前に相手チームの選手から身を守るために導入されました。
さらに、網に触れずにボールを打った場合や、網に触れた後にボールを打たずに放置した場合は反則となります。
~~~~(中略)~~~~
--ちなみに、あなたがアイドルと付き合っているという噂もあります。ルヴァンヌのプロ選手としての意見は?
山田 あはは、そんな噂があるんですね。でも、私はルヴァンヌに集中しているので、アイドルとの恋愛なんてしていないですよ。
ルヴァンヌは、チームワークが重要なスポーツです。試合中には、お互いを信頼し、助け合ってプレーしなければ勝てません。私たち選手は、個人のスキルも大切にしながら、チーム全体の力を引き出すことに尽力しています。
つまり、私にとって大切なのは、ルヴァンヌのチームと一緒に勝利することです。恋愛なんて、それよりも後回しになってしまいますよ。
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--しかし、アイドルの高見山畑子さんとお付き合いしてますよね? 週刊誌に写真が載っていました。
山田 えっ、そんな写真が週刊誌に載っていたんですか? それは私にとっても驚きです。
でも、私はルヴァンヌのプロ選手として、試合に集中しています。私たちは日々のトレーニングや試合で疲れていますし、プライベートな時間も大切にしたいと思っています。
高見山畑子さんは素晴らしいアイドルだと思いますが、私たちはお互いの応援をする程度で、特別な関係ではありません。ルヴァンヌに集中しているので、プライベートのことについてはあまりコメントしたくないですね。
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上記のインタビュー文章は基本編集を加えていない。ここまで自然に、架空の人物になりきって、受け答えができるのは驚きである。
この"架空インタビュー"シリーズを、いろいろとまとめて1冊の本にしてみるのも面白いかもしれないと思っているのだけど、需要があるかどうかは気になるところだ!
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なお、今回の「架空インタビュー」のために筆者が書いたChatGPTのプロンプト(と、簡単なあとがき、および記事購入へのお礼)はオマケとして、以下の有料部分に記載しておきます。もし、本編のエッセイがおもしろかったならば、あくまでも「本編への投げ銭」&「週イチエッセイのサポート」としてご支援いただければめちゃくちゃ嬉しいです!
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