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もっと楽しみたい!ちょっと真面目な芸術スポーツ論
「芸術スポーツ」という言葉から、どのようなスポーツ競技が連想されるでしょうか。新体操、アーティスティックスイミング、フィギュアスケート…。「より速く、より高く、より美しく」の「より美しく」に対応するスポーツかもしれません。厳密に「芸術スポーツ」という括りはなく、したがってこれらの競技は「芸術の要素を含んだスポーツ」という言い方が正しいのかもしれません。
今、この芸術スポーツがアツイ!スポーツなのに勝敗を忘れて見入ってしまうほどの、美しい選手たちに虜になる人が続出中です。昨今のフィギュアスケート人気を見れば一目瞭然でしょう。
ここではそれらのスポーツについて、新体操経験者・大学院生による、選手経験と学問からの視点を踏まえたマイナーなお話をお届けしたいと思います。実践者も観戦者も、知っておくとより競技が楽しめるかもしれません。
今回はかなり大きな文章となりつつあるため、マガジン形式で投稿したいと思います。最終着地まで時間がかかりますが、ゆっくり味わいながら読み進めてもらえたら嬉しいです。
=全体の構成=
序章 考察の始点
私がこの考察を始めようと思った経緯について述べます。
第0章 オリンピックの「芸術競技」
かつてオリンピック競技の一つとして、芸術を競う「芸術競技」というものがありました。
第1章 ここでの「スポーツ」の定義
「スポーツ」と一口に言っても、その意味するところは非常に広いです。ここでは、「スポーツ」とは何かを明らかにすることによって、この後の考察の足場を固めます。
第2章 芸術とは
「芸術スポーツ」を論じるにあたり、「スポーツ」の語の考察とともに「芸術」の考察も必要でしょう。“芸術“という言葉から、その歴史までを見つめ、「芸術スポーツ」に通じる芸術の本質に迫ります。
第3章 「スポーツは芸術なのか」論争
「芸術スポーツ」を語る前に、スポーツは芸術なのでしょうか?これまで度々あった、「スポーツは芸術なのか」という論争についてまとめます。
第4章 “芸術スポーツ“たる要素とは
「芸術」「スポーツ」の語を、そして「スポーツは芸術なのか」を明らかにした上で、それらを組み合わせた「芸術スポーツ」とは何なのかを考察します。ここを明らかにすることにより、具体的にどの競技について述べることができるのかを明確にします。
第5章 これまでの芸術スポーツの歩み
芸術スポーツの歴史はさほど古いものではありません。スポーツにはルールが存在しますが、そのルールの変遷からこれまでの芸術スポーツの考え方を紐解きます。
第6章 これからの芸術スポーツの方向性
これまで、芸術スポーツは〇〇主義と〇〇主義を行ったり来たりしています。その2方向に揺れ動く中で、これからどのような方向を辿っていくと考えられるのでしょうか。
第7章 実践する私たちは
これまで語の考察からその歴史、そしてこれからの方向性を予測してきました。芸術スポーツを実践する者としてどのような心持ちが必要なのか。また、指導する上でどのようなことを知っておくべきなのか。さらに人間形成の一つとしてどのような役割を担うことができるのか。「芸術スポーツ実践者」として大事にしたいことの備忘録です。
第8章 観戦する私たちは
芸術スポーツは「みる」楽しみ方ができるスポーツとしても人気を博しています。観戦する立場で、どのような部分が見どころになるのか。ただみるだけでも十分楽しめますが、知識と観察眼が加わることでその楽しみ方は倍増します。芸術スポーツの更なる楽しみ方を提供します。
終章 考察を終えて
最後に個人的な思いを述べて終わりです。
全体の構成はこのような感じです。予定なので変更する可能性大です!(この文章を執筆している時点で、考察は完成していません…)論文チックですが、修士論文ではないので穴があったり個人的な思いが介入したりする可能性があることを断っておきます。ただ、参考文献なんかも紹介しながら、考察が恣意的なものにならないように心がけるつもりです。
次回は序章 考察の始点をお送りします。
お楽しみに^ ^
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