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ろーるけーき心理学まとめ

・iPhoneは割れやすい

「人は嫌なことを覚えてる」という心理と「何度も見かけるものを覚える」っていう理由がある。

日本は特にiPhoneのシェアが高くて、スマホユーザーの半分くらいがiPhoneを使っている。それにiPhoneは割れたままでも使えるから、ふと人のスマホを見た時にそれが「割れたiPhone」である確率が高い。

友達が割れたiPhoneを使っていたなら、その友達と会うたびに割れたiPhoneを見ることになる。だから「iPhoneは割れやすい」って記憶になる。

実際はどこも同じようなガラスを使ってて同じようなデザインをしてるから、割れやすさなんてのはそんなに変わらない。
経験とか記憶とか環境の偏りみたいなものが、真実とはちょっと違う結論を作ってしまう。

「焼き肉を食べたら神絵師になれる」とか「高くて良いものなのに評判の悪いAmazon商品」とかもそんな感じ。

・価値観の違い


「価値観が違う」ってのは割と最近流行りになっただけの考え方で、個性を尊重するとか表現の自由とかそう言うものが推されてきた背景でこれを言う人が増えた。

価値観とか個性みたいなものには優劣があって正しい価値観も間違った価値観も存在する。

価値観をドヤ顔で「私はこれが好きだから」とか「俺はこういう人間だから」って語る人がいるけれど、そんなものは親とか周りの人間関係とかそういう経験で勝手に出来上がったものだ。

「牛肉が好き」と言う人と「魚が好き」と言うのはどちらも平等に尊重されて良いことだけど、「魚が好き」な方が健康になりやすい。
どういうふうに考えていても人は生きていけるけれど、なるべくメリットのあるものを好きになってなるべく人の役に立つ価値観を作っていく努力を忘れちゃいけない。

・働きアリの法則

あるグループの中で、2割が優秀な人、6割が普通の人、2割がダメな人になる法則がある。
どんなに優秀な人だけを引き抜いてグループを作っても、またその中で同じ割合で優劣が出来上がって、サボる人が2割出てくる。

ダメな人間とか嫌いな人間とどんなに関わらないようにしても、またその人間関係の中で人の嫌なところが見えてきて嫌いな人というのができてしまう。

だから、ダメな人間を切り捨てるんじゃなくて、なるべくコストをかけなくて良いようにするとか、ダメ人間なりの役立て方を見つけるのが良い人間関係の作り方になる。

切り捨てても嫌いな人は次から次へと出てくるから、自分が成長する方が人間関係は改善しやすい。

・サンクコスト効果

人はコストをかけたものほど愛着が湧いて手放したくなくなってしまう。

恋愛でも商売でも、まずは関わって、それから時間とかお金を投資させて、そうすると人は手放すのが怖かったり面倒になったりするからずっと同じように投資し続けてしまう。商売人や、恋愛がうまい人なんかはこれ使い方がうまい。

趣味でもそうで、例えば「車」を趣味にしてしまうと、一度高い車を買って、それから車の知識をつけてパーツを買ったりメンテナンスができるようになってひたすら車にお金を注ぎ込んでしまう。

本当は車なんて動けばいいんだし、便利になればそれでいいってつもりで調べ始めても、それが気づいたら趣味になって買わなくてもいい車やパーツを買ってどんどんとコストがかさむようになっていく。

趣味を作ってしまったらもう人はそれを一生死ぬまで「これが俺の趣味だ」なんて言ってしまうし、やめどきなんてものは見えなくなってくるから、

サンクコスト効果で続けているのか必要だから続けているのかっていうのをたまに判断してあげないとダラダラと一生コストをかけ続けることになる。

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