【お一人様中学生】展覧会へ行き鈴木康広さんと頼朝に会うの巻
4月に長男が中学生になった。部活や定期テストやらで忙しい。
もう家族みんなで週末お出かけなんて悠長なことを言っていられなくなった。こうなることは予期していたが、まぁどこの家庭もこんな感じなんだろう。小学校までと違って試合会場や練習場へは親の付き添いもいらないし楽にはなった。
その反動なのか年齢的なものなのか、まぁーダラダラした態度が目についてこの夏休み中もゲリラ豪雨的な雷を「私が」何度も落とした。
それでも、見たいものがある、行きたいところがあると自力で道のりを調べる行ってみるということをしていて、それは楽しそうで良いなと思う。
本人は「俺は基本ボッチ行動だからw」と自虐していたがそれが出かけない理由にならないのだからもうそれで良いだろう。1人で行動できることに慣れてくれれば幸いだ。しかし近所のお祭りにも1人で突撃してて、さすがに「?」とも思ったけれど。でも楽しかったらしい。
そして部活一色の夏休みのはずが7月の終わりに彼は足の小指を骨折した。
もちろん部活停止。急に現れた自由時間。
とはいえ、あまり足を酷使することはできない。
なんとか宿題やら課題やらを進め、行けるところは行ってみようとこの夏彼が1人で出かけていった先は以下。
・国立科学博物館
・国際子ども図書館
・東京国立博物館 神護寺展
--ここまでは骨折前に訪問---
・21_21Design site (骨折直後のため、車で送った)
・鈴木康広展(経過良好だったので自力で訪問)
中学生になると展覧会によっては保護者同伴義務が減るので大変ありがたい。(気をつけなきゃいけないことも増えるが)
今回は彼が1人で行った場所を2つピックアップして感想を記録しておこうと思う。
鈴木康広展 「ただ今、発見しています」
先日次男が行った時はさほど羨ましがらなかったから、興味ないのかと思ったけど「行こうと思えば一人で行けると思っていたから」落ち着いていたらしい。見たかった理由は「美術の教科書に載っている人で面白そうだった」とのこと。
中学の美術の教科書、DIC川村記念美術館のロスコルームも載っていたしなかなか良い線をついてくるなー。
帰ってきた第一声は「いやぁ~俺ラッキーだわー」。
理由を聞くと
「ちょうど鈴木さん本人がいてさー!」
「なんかポスターに載ってる人と同じ人いるな?と思ったんだよ」
「本人?と思ったら側にいたスタッフの人が小声で『作者さんだよ〜』って教えてくれて。『なにか紙があればサインもらえるよ』っていうからサインもらったんだよ!」
「結構話してくれてさ。『よく思いつきますね』って伝えたら『身の回りにあることを観察して気付いたことをメモするんだよ』って」
感銘を受けた作品を作った本人に会えて交流できて、とても感激した様子で帰ってきた。
出かけるまでは「暑いし出かけるのどうしよっかなー」とかウダウダ言っていたが「やっぱり今日出かけてよかった!」と。
そうそう、行動しなけりゃ始まらないのよ。良い夏の日だ。
科博→東博の上野堪能コース
理科の課題で博物館や動・植物園など理科にまつわる施設のレポートがでた。
「だったら科博!何度も行ったことのある場所だし1人で大丈夫!」
というので、お昼にこども図書館でお気に入りのカツカレー650円(破格!)を食べておいで、と送り出した。
そして帰ってきた第一声は「頼朝、でけー」だった。
そうか、頼朝でかいのか。おい理科のレポートは?
午前 科博で課題のリサーチ。ちゃっかりお土産にホタル石を買ってた。
お昼〜午後 カツカレーうめぇ!&課題の下書き
15時〜東博に頼朝像来てんじゃん!見て帰ろう。
という1日だったそうだ。
「東博はチケット売り場の行列すごいのに、生徒手帳見せるだけで並ばずスーッて入場させてもらえるから、なんか特別な気分だなー」
と言っていた。
あの上野一帯の美術館・博物館は小中学生ほぼ無料なのが本当にありがたい。無料のうちに何度でも行っとけー!と声を大にして言いたい。
ちなみに、こども図書館の本に気を取られてレポートの下書きは終わらずに帰ってきた。
でしょうね。
いろいろやらかすし、ツッコミどころ満載、失敗も心配も多いけど「自分でなにか興味を持つ、そのために動けた」ということを大事にして欲しい。
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