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泉井小太郎
2019年1月17日 21:10
今年も頭にサザンカの花びらをのっけた羅漢に会った。 どろん蝋梅を見に羅漢寺に行く花はやや草臥れていたがまだ蕾は残っていた青軸の方はまだまだ固い光に誘われたはずがどんより曇って羅漢たちももの静かなかで一人頭に山茶花の花びら載せてどろん、のポーズ羅漢は何に化けたいか九年前(2013年)のどろんのポーズ。詩はその翌日書いたもの。因みにこの人には詩集『春と石仏』の表紙
2019年1月17日 20:59
阪神大震災から24年。羅漢寺を訪ねた。この辺りも揺れたと聞くが、石仏たちに大した被害は無かったらしい。サザンカが散り敷いている。サザンカは神戸の市の木。あの日にも咲いている花はあったであろう。合掌羅漢を巡ってみた。素朴で、心許ない手の合わせ方。だからといって祈りは洩れないだろう。零れないだろう。かえってしなやかにも見える。後ろの碑は三界万霊塔。慶長十五年の銘、「平等利益、飢※飽満」と彫
2019年1月2日 23:53
午後から羅漢寺。光が差したり、翳ったり。光が当たると、やはり華やいで羅漢たちはうれしそうに見える。チュルチュルとメジロの声も降った。正月らしく参拝者もぽつぽつ。昨日(元日)はもう少し人出があった由。若いカップルも老夫婦もいる。熟年女性の二人連れも熱心に見て回る。講釈をする青年講師と、それを聞く女学生というふうな二人もいた。正月にこの烏帽子風を被った笑顔の人に会うと、懐かしく目出度い。ここの