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貴陽のメシ1

 貴陽のメシの特徴は、野菜たっぷり・折耳根(ドクダミの根)・さっぱり塩味、だいたいこんな感じ。

 基本的に中華独特のクセや油がすくないので口に合う人が多いんではないだろうか。
……唯一あかんのは、何食ってもぬるいことかなあ。
何もかもが常温。たぶんこれは貴州が常春の気候であって、気温のメリハリがないことと関係があるのかもしれない。

この麺は貴陽名物「腸旺麺」。かん水入の縮れ麺の塩味モツ入ラーメン。
トッピングは豚の血、豚脂をカリカリに揚げたもの(=脆哨ツイシャオ)、油揚げ、白モツなど。見た目よりさっぱりした味で、おいしい。
「日本の中華そばみたいな麺が中国にもあるんだ!」という変な反応をする。

(上記のラーメン屋:富水中路だったか、そのへんの小区(=団地)に迷い込んだとき、地元民が入れ替わり立ち替わり入っているのをみて入った店。)

たまごせんべいを薄めたような味の甘いおせんべい。
 売ってるおばあさんはlang jueと呼んでいたように聞こえたが、たぶん共通語での蛋酥卷(ダンスージュエン)の仲間かと思われる。焼き立てはまだ柔らかく、少し待つとパリパリになってきて、ほんのり炭酸の香りがしておいしい。貴陽にしかないわけじゃないが。おいしい。

これは貴陽の「春巻」。
 日本の中華でいう春巻きとは似ても似つかないビジュアル。細切りの野菜や麺(日本の焼きそば麺みたいな太くて黄色い麺)を辛いタレで和えて、生春巻きの皮でざっくり包んだもの。箸で皮を破って、ぞばぞばと食べる。

(破るとこんな感じ。汚くてすみません)

制作風景。

関係ないけど、こういうのを食べてるおばちゃんとかに「それおいしそう、何てんですか、」って聞くと普通に答えてくれる。ありがとう貴陽の人。
……やさしい(中国他地域比)。

スキありがとうございます。励みになります。飽きやすいもんで。

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