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リターンしたら気を付けること
リターンして4ヶ月目に突入しました。
あちこち走ったおかげでCBにも慣れてきまして、リターンしてから学んだことも色々ありますし、記事にもしました。
でも、まだ記事にしていなかったことがあります。
「中高年のバイク事故が増えている」
これを防げる可能性を少しでも高くできるんじゃないだろうか、、、
そう感じたことのいくつかです。
先日も50代の女性が関越道で事故を起こして亡くなったというニュースを見ました。
事故の詳しい状況は何もわからないので何も言えませんが、少なくとも、
我々の年代でバイク事故を起こして嬉しい人がいるはずもありません。
事故を少しでも防ぐために、僕がリターンして感じたこと、わかったこと、守るべき事、少しでも共有したいと思った次第です。
20年ぶりでも30年ぶりでもバイクには乗れる
僕が買いたいと思ったCB1300は栃木県の とあるお店にありました。
このCBを購入して名義変更も終わって任意保険の手続きもして、
千葉から栃木まで電車でCBを取りに行きました。
正直な気持ちとしては、30年もの間バイクには触れてさえもいないのに、
本当にちゃんと乗れるんだろうか、まともに運転できるんだろうか、
そんな不安がなかったわけではありませんでした。
まして1300ccの大型バイクですから、車格もパワーもバイクを降りる時に乗っていた750や500とはわけが違います。
ただ漠然と「なんとかなるしなとかする」そう思ってCBを迎えに行きました。
不安なく乗れる落とし穴
お店でCBを引き取って、エンジンをかけてギヤを入れて、クラッチをつないで発信した瞬間、立ちゴケだけはしたくなかったのでクラッチのつなぎ加減はぎこちなかったです。
でも、走り出すと、
「えっ?こんなに楽なの?」
「俺、ちゃんと乗れるじゃん」
走り出して最初の正直な感想です。
そうです、30年ぶりではなく、3週間ぶりくらいの感覚で、とても30年のブランクがあるとは信じられないくらいにあっさり乗れてしまい、走り出してからは不安というものは皆無になりました。
さすがに、若い時に50ccでもリッターバイクでも、400cc だろうが
オフロードバイクだろうが、えり好みをせずにどんなバイクにも毎日のように乗って体に沁み込んでいたものは、30年経って脳が忘れていても、
体はしっかり覚えていました。
でもこれが落とし穴だと僕は思います。
30年前に比べたら、バイクの性能も良くなり、装備も充実し、乗りやすくなり、バイクの操作も体が覚えている・・・
「俺は上手だ」
「思っていたよりもちゃんと乗れるし何も心配ない」
こんな過信を生みやすいのは確かです。
過信は敵
そうです。
過信は自分を危険に晒す、もっとも気を付けるべき敵だと思います。
確かに体は運転操作を覚えていました。
でも、年齢とともに視力が落ち、体の柔軟性もなく、スピードのある動きに対して瞬時に反応する能力、筋力、動体視力もしかり・・・
10代、20代の時と比べたら確実に低下しています。
その辺のことを自覚できないまま、「若い時と同じ」と思えばそれは過信だと言わざるを得ないのです。
だから僕は、若い時以上に
・コーナーでは決してフルバンクさせない
アマリングは消さないし消すような走り方は避けるべき
・路面の色の違う部分に何があるのかを走行しながらでも見る
色の違う部分が何なのかわからないなら絶対に踏まない
・若い時は路面の小石や砂がはっきり見えていたのに、今はそうではないの
で、小石や砂利、砂、土の可能性が少しでもあるなら踏まない
そういう危険回避できる速度域で走ることが大切
・高速道路では前4割 後(ミラーで)6割で見るように意識
前方はある程度車の動きが読めるけれど、後ろは意識していないと車の
次の動きが読めないので繰り返し動きを見続ける意識
・若い時に全力走行した時の走りを100%だとしたら、今は70%の走りを心
がける
常に余裕を持つことが大切
・車、特に貨物の背後に着く時は、車のバックミラーの視界に入るように心
がける
車のドライバーは前しか見ていないとかバイクの存在にまるで気付いてい
ない人がいるので、できるだけ視界に入って意識させる位置を走るように
する
・交差点で右折する時、対向車がある時は「余裕で行ける」と思っても右折
はしない。
対向車をやり過ごすか、万一交差点の真ん中で止まったとしても絶対に
対向車とはぶつからないと確信できるまで右折しない
こんなことに気を付けながら走っています。
漠然と漫然と走らない
僕が意識していること、気を付けていること、これらが誰にでも有効なのかは何とも言えませんが、少なくとも漠然とただ走るだけというのはやめた方が良いと思います。
街中でも高速道路でも峠道でも、走っていれば常に状況は変化し続けますから、
先読みする習慣を身に付けることはすごく重要だと思います。
教習所や免許更新時に言われるような、
「あの車は出てこないだろう」
「飛び出しはしないだろう」
「小石はないだろう」
「対向車は来ないだろう」
などの 「だろう運転」 は排除して、
「あの車は出てくるかもしれない」
「飛び出してくるかもしれない」
「小石かもしれない」
「対向車が来るかもしれない」
そんな 「かもしれない運転」 をするべきだと強く思うわけです。
例え命を落とさなかったとしても、バイクの事故はやはり不幸です。
自損事故でもいけませんが、相手がある事故なら尚の事、相手に責任があろうとこちらの責任であろうと、事故を起こして良いことなど何ひとつありません。
自分なりにコーナーを攻めてみるのも良いと思います。
トコトコと走りながら綺麗な景色を楽しむのもバイクならでは楽しみです。
でも、コケても事故ってもすべてが台無しですし、運よく怪我がなかったとしても大切なバイクが壊れたら・・・
事故を起こさない、これがバイクの楽しさの大前提ではないでしょうか。
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