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走るの大好き

最近の3号ちゃんは、ミニバスを始めたせいか、どんどん体力が付いてきたような気がする。

私も負けてはいられない!
50過ぎても負けてられるか!

そんな気持ちでランニングを続けている。

とはいっても、定期的な習慣にしているわけではなく、無理なく時間と体調と相談しながら気が向いたときだけ走るという緩い趣味。

そんなゆるーいランニングでも、昔一緒にサッカーをしていた友人からは「ただ走るだけなんか、よくできるな。楽しくねーだろ」なんて言われる。確かに私も同じ考えを持っていたのは事実だが、やってみるとなかなか楽しい。
お気に入りの音楽を聴きながら余計なことは考えずにひたすら体を動かす。もともと汗をかくのが好きな私、これが結構スッキリして充実感に繋がる。

そんな風にストレス発散的な楽しみ方をしているランニングだが、先日ちょっと違った楽しみ方が加わる出来事があった。


いつものように川沿いの土手を走っていると、私とは逆方向に走ってくる人が見えた。そのコースは、常にランニングをしている人や散歩している人がいるので珍しいことではない。

どんどん近付いくる。
背筋がピンと伸びてスリムでスタイル抜群のお姉さん!ショートカットが似合う爽やかを絵に描いたような素敵なお姉さん!

自然に私も背筋が伸びて、ヒーヒーいってた呼吸も整い、余裕の走りに変わるのがわかった。

おはようございます!

すれ違いざまに、素敵なお姉さんが爽やかな笑顔で透き通るような声で挨拶してくれるじゃないの!

クタクタのおっさんを精一杯隠して、余裕の笑顔で

おはようございます

挨拶を返す。
更にニッコリと笑顔で会釈してすれ違うお姉さん。

走るのサイコー!
お姉さん好きー!

おっさん、疲れがぶっ飛んだよ。
今すぐ方向転換してお姉さんと並走したかったけど、さすがにそれはルール違反だという常識は持ち合わせている。
折り返して帰ってくるときに、またお姉さんとすれ違うのを期待しながら走り続けた。

だが、2度とあの素敵な笑顔に出会うことはなかった。
あれから何度も同じコースを走っているが、あの笑顔に出会うことはできていない。

健康と体力維持のために始めたランニングだが、不純な動機も加わった。あの出来事からはこっちの目的の方が大きくなった。

またいつかあの笑顔に出会うために私はこれからも走り続ける!

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