第43話 こだわり?いいえ、エゴに近いです

 文章を書いていて、
「これは漢字で表記せずにちょっとひらがなで表記しよう」
 と思うときがある。

 こだわり?いいえ、エゴに近いです。

「~するため」
「為」を「ため」にする。
 これは右に倣えの精神だ。
 多くの作品がひらがな表記だから、ボクもひらがな表記じゃないと違和感を覚えるためにボクもそうしている。

 でもここからだ。
「~するとき」
「時」を「とき」にする。
 なぜかは知らない。
 なぜかひらがな表記にしようと思い、ボクはひらがなを使用する。

 かなりエゴってるのは、
「~出来る」を「~できる」にする。
 これは半分後悔している。
 なぜなら、使用するときに「出来る」と表記したいときがあるからだ。
 でも、物語が繋がっているのに、途中から「できる」を「出来る」に変更するのはいかがなものかと「できる」で統一している。

 この漢字をひらがな表記とは逆に、
「ひらがなだとちょっとカッコ悪いから漢字表記にする」
 なんてこともある。
 難しい漢字で読めない人が出てくるだろうと分かっているのに漢字表記することがある。
 もうエゴ以外の何物でもないと思う。

 後、ちょっと話題が違うけど、自分の表記の仕方に統一性がないときがある。
 あっちでは
 「しなければいけない」
 と表記しているのに、こっちでは
 「しなければならない」
 と表記してある。
 同じ一話の中でバラバラになっていて、全然注意していないとよく反省する。
 現にこの話題の中で「表記」と「書く」が乱雑していて、何度も訂正した。

 こだわらなきゃいけないときにこだわらなくて、出さなくてもいいエゴを無理やり出そうとする。
 控えめに言って最悪である。

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