きっとじわじわ強くなれた
あと1ヵ月で帰国。前も同じようなことを書いたけれど、あのあとまた波があったので、それを経て改めて留学で得たことを言葉にしたくなり、書きました。
まず、うんざりするほど「比較」に落ち込まさせられた留学だったと思う。留学前からあったけれど、留学中は特に、中々、「いいなあ」とか「自分にはないなあ」という羨み、落ち込みから抜けられない時期が何度かあった。何回もそれは無駄なことだと自分に言い聞かせて、でもまた比べて…その繰り返し。留学って本当に、他の留学生と自分を比べてしまいやすい環境だと思う。それは「成長しなきゃ何か新しいものを得なきゃ、変わらなきゃ」という縛りもきっと関係している。そういうプレッシャーをどこかで感じているから、余計同じ環境下にいる留学生と自分を比較して、「あの子はこんなことができているのに私は…」とか感じちゃうのだと思う。
でも、うんざりするほど比較して落ち込んで、いよいよ本当に「比較やめよ!!」と思えるようになった。「落ち込んでも、ここであと数ヵ月は生きていかないといけない、逃げられはしない」そんな環境も作用して、「自分で自分の幸せを抱きしめてあげられるようにならないと、一生幸せになれない」と今まで以上に思えた。さらに、周りには、他人をあまり気にせず飄々と生きている人(ように見える人)も多く、そんな姿にも背中を押された。
そんな気づきを経て、今後は留学前よりは、「比較」との戦いに勝利できそうな気がしている。そんな「経験」という「根拠に基づいた成長感」が嬉しい。
そうはいっても、多分比較して落ち込んじゃう日は今後もあると思う。他の理由でうまくいかない日もないわけがない。完璧にはいかないはず。
今までは必死で元気になろうとしていた。でも、どうしてもなれなくて余計落ち込んでいたような気がする。留学中も、何回かこういう落ち込み期を経た。長いものもあった。ある時、パートナーとうまくいかなくて、どうしても彼に嫉妬してあたってしまうことがあった。自分でもそんな自分を理不尽だと感じていて、余計落ち込む、みたいな負のループ。でも、どんな一言だったかは忘れたけれど、彼の一言が後からじわじわ効いて、「嫉妬しちゃうんだ、今の自分は」とそんな自分を受け入れられた。自分にとっては大きい出来事だった。嫉妬だけじゃなく、「今は落ち込んじゃうんだ」とか、「今はどうしても寂しいんだ」とか、無理にそこから脱しようとするんじゃなくて、「今日はそんな自分」と受け入れることを学んだ気がした。それができると、一旦落ち着けるような気がする。そこから、次に向けての思考ができる気がした。まずはそんな自分を受け入れること。留学で同じ人と接する時間も長かったりする中、嫌な自分が見えてくることもあったが、いったん受け入れるすべを見つけて、今までより「じゃあ自分はどうしたいか」とか次に向けて考える余裕が持てるようになった気がしている。
そんなこんなで、葛藤をたくさん経て、「思ったより自分を貫いてOKだな」という気持ち、自分の喜怒哀楽を受け入れて「人生だよな~」と思える気持ちに至れたこと。うんざりするほど色々嫌になったりして、「もう(いっそ?)自分を好きでいたい!」と思った瞬間に出逢えたこと。これらがきっと、私の財産。他にもあるかも。
あともう一つ、大事な気づき。多様性とか簡単に言うけど、思っている以上に「他者の文化を尊重」「他者の考えを尊重」ってすごく難しい。でも、これはもうちょっとできるようになりたい。練習が必要だと気づけた。留学という環境下で、日本人以外とのかかわりの中で見えた部分も大きいけれど、別に国籍関係ない話だとも本当に思った。育った環境ってみんな違うし。
まだあと1か月あるから、まだ言葉にするのは早いかもしれないけれど(でも旅行を除けば2週間ちょいくらいしかない)。最後、出逢った人にお手紙とか渡して、感謝して帰りたいな。
帰国楽しみすぎるけど、この生活終わるのはちょっと寂しくなってきている今日この頃です。まだまだな私だけど、帰国後はもっとダイレクト成長を感じられたり、わくわくする場に行けるんじゃないかなと思う。打ちのめされもきっとすると思うけど、それが無い人生もつまんないと思ってるからいいと思う。最近、私は「向上心高い系でささやかな幸せを愛したいタイプ」なんだなと思った(笑)
残り少ないDziękuję(ジェンクイエン:ありがとう)生活、1日ずつ過ごしたいと思います。
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