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ネイバーフッドデザインにおける「つながり」について

ネイバーフッドデザインにおける、「つながり」って結局なんなんだろう?と考えたくなった。

ネイバーフッドデザインとは、一言でいうと、近くに暮らす人たち同士のつながりをつくり、まちの様々な課題を解決していくこと。(だと学びました。)

大学での企画や、チームスポーツをしたりする場面とは異なり、まちでつながりを育むときは、「無理しない」「ゆるやか」「負担になりすぎないように」を調整をする、デザインをする印象がある。「しがらみ」でもない、「孤独」でもないつながりという言葉が使われる。そして、いざという時に、「共助」ができるつながり。と、ここ半年間HITOTOWAでインターンをさせてもらう中で経験的にも学ばせてもらった。

そんな中、今日改めて考えたくなったのは、こんなツイートを大学の先生から共有してもらったことがきっかけ。

岡田武史さんの『勝つチームは一体感があるが、一体感を最初から目的にしたチームは強くならない』は響きました! 『個の力があり、勝つ目標に向かいそれぞれ違い、役割、性格、を認め合って力を合わせて結果が出だすと一体感が出る』 一つの明確な目標に向かって強い個がお互いを認め合う事が重要。

平田剛久/Hirata Yoshihisa

平田剛久さんや岡田武史さんのことを正直私はよく知らなかったので恐縮だけれど、とにかくこのツイートを読んで、「目標を共有している」という一体感は必要だと思うけれど、それ以外の、性格や思考、好みとかは統一する必要はないよなあ、むしろそれって、組織として残念なことだよなあ、と過去の自分の経験からも共感した。

じゃあ、まちにおける「つながり」って、どうなんだろう。

「チーム」ほど強い結びつきにはなりにくいし、なる必要もあまりないのかもしれない。でも、ただ「気持ちいい」「ラクな」一体感を求めて「つながり」を作ろうとしているのか?

それは違うと思った。ただのゆるゆるしたつながり、ではなくて、ネイバーフッドデザインでは、多分、「日々の暮らしにおけるいいチーム作り」みたいなことをしているのかも!と思った。

具体的には、ネイバーフッドデザインでは、住民さんが、つながる目標を共有している状態をデザインしていると思った。「ただつながればOK」じゃなくて、災害時の助け合いについて楽しみながら学べる場を用意するなど、つながる大切さ、その価値を住民さんが理解できる機会をたくさん提供している。私自身、「つながるとこんないいことあるよね!」というメッセージをイベント内で住民さんに直接届けたり、ポスターを作ったりする取り組みをした。

スポーツみたいに、「大会で優勝する!」みたいな分かりやすい目標ではないけれど、「つながりたい」「つながるって大切」という想いが共有されている状態をつくる。そして、いざというとき共助ができる関係性を育もうとしている、のかなあ。

しかもそれは、「しがらみでない」つながり。つまり、それぞれのライフスタイルや個性等をできる限り尊重した関係性。つまり、お互いを認め合いながら、でもつながりは大事だよね、という想いは共有されている、そんな、ある意味チーム

こんな風に、かなり自分なりの整理になってしまったし、実際チームという言葉は合わないかもしれないけれど、「個を大事にしたいいチームづくりをしよう!」みたいな性格があるのも、私がネイバーフッドデザインという考え方に惹かれる理由なのかもしれないな、と改めて思いました。


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