【未経験職種へのワーママ転職活動記②】利用したエージェントと実際の転職活動スケジュール
前回の記事はこちら。
今回は利用したエージェントと転職活動結果について。
ワーママとしての転職活動もとい求職活動ははじめてだったこと、
ミドサーかつ未経験職種への転職というハードルの高さを考え
応募の母数を増やすため、割と多くのエージェントさんにお世話になりました。
利用したエージェントと求人媒体一覧
ワーママ向けエージェント
・リアルミーキャリア
・QOOLキャリア
・withwork
・mogキャリア
・ママテラス(エージェントというよりスカウト利用)
大手エージェント
・DODA
・リクルートエージェント
・en エージェント
ほか、en japan、マイナビ転職、Indeed(いずれも求人サイト)、LIBZ(カジュアル面談前提のマッチング式エージェント)、Wantedlyスカウト、Green(IT企業中心の求人サイト)、ReWorker(リモート中心求人サイト)、ハローワークも利用したのでトータル16個でしょうか。
中でも、ワーママ向けエージェントでは個人的にリアルミーキャリアが一番良かったなと感じています。
どのエージェントさんも最初の登録面談時のヒアリング事項は同じで、転職理由や希望職種、未経験職種へ応募したい理由、今後のキャリアプランなどを深掘りいただき丁寧でしたが、上に挙げたワーママ向けエージェントの中でもリアルミーキャリアは紹介いただいた求人数がダントツで多く、他のワーママ特化型エージェントで掲載されていない求人が多い。面接対策も上記エージェントさんの中で一番手厚かったです。
こちらで紹介いただいた面接対策シートでの質問に答えられれば大抵の面接は乗り越えられましたし、活動に行き詰まったときには(採用は諦めてRAの応募をした方が良いか等)LINEで気軽に相談でき、懇切丁寧に答えてくださりました。
また、他エージェントさんのうち一部企業は最終面接で落ちてからパタリと求人紹介が止まり「あ、こいつ内定出ないだろうなと見做されたのかな悲しい」ということもありましたが、リアルミーキャリアは最後まで求人を紹介し続けてくださり、それだけでも有り難かったです。
大手エージェントさんの中では、やはりリクルートエージェントは求人数の多さに目を惹きました。他エージェントさんで掲載されていた求人をリクルートキャリアかDODAで検索すれば大抵はヒットします。
どの企業もどちらかのエージェントには登録するのかなという印象でした。やっぱり大手No1,2だから登録する求職者は多いんだろうなあ。
多くのエージェントさんに登録することで、ターゲットとなる職種の母数を広げられて求人を見つけやすいのはもちろんですが、初回登録の際のCA(キャリアアドバイザー)の転職理由等の深掘りの仕方、問いかけ方が異なるため、様々なCAさんとやりとりすることで自身でもふわっと考えていたことを言語化できました。
さらに職務経歴書をいろんなCAさんに見ていただけるため、魅力的にみせる職務経歴書へブラッシュアップできますし、それによって「企業目線でわかりやすく強みを書けている」と仰っていただける完成度になったのでそういう点でも複数のエージェントさんを駆使するメリットがあります。(私のように未経験職種への挑戦をする場合はなおさら)
職務経歴書の確認ポイントはどのエージェントもだいたい同じだったかと思います。
大手エージェントやLIBZは経験職種でスカウトを送っていただくことが基本でしたが、Wantedlyはスタートアップやベンチャー企業が主に登録していて、おおむね小規模で運営しているからか、未経験職種ですが採用人事希望です!とプロフィールに記載している私にも何件か採用人事職でスカウトを送付いただくことがありました。
スカウトの返信後、カジュアル面談をして希望した場合に書類選考に進むのですが、スカウトをいただいたからといって書類選考免除ということはなく、普通に落とされることもあります。
前回の転職活動ではスカウト媒体を利用しておらず、スカウトをもらったからといって面接に進めるのではと安心しちゃだめなんだなーということを学びました。
※Wantedlyのプロフィールだけだと読み取れない部分もあるので、カジュアル面談や書類選考で企業にとっての求める人物像や経歴にマッチするかをチェックされています
実際の転職活動(求職活動)スケジュール
先に結果をお伝えすると、活動していた4ヶ月間で
・応募 90社
・書類通過 14社 約15%(うち面接せず辞退3社、面接前に募集終了1社)
・一次面接通過 4社 約40%
・最終面接実施 4社 約100%
・内示2社 約50%(1社は途中で職務内容変更が生じ希望と異なる職種で内示)
でした。
一次面接が通過したところは二次面接も通過していて、逆に一次面接で不採用になったところは理由を聞くに経験不足と相性の不一致が多かったです。
最終面接で落ちた2社は、未経験なので即戦力として難しい、ライバルの方が経験豊富といういずれも経験不足起因で不採用となりました。
実際の動きをプロットしてみるとこんな感じです。
エージェント名まで順番に記載すると個人が特定できそうなので一部略式で書きます。
2024年3月末 以下登録・面談、求人紹介いただく
・エージェント1(ワーママ向けエージェント)
・エージェント2(大手エージェント)
・エージェント3(ワーママ向けエージェント)
・エージェント4(ワーママ向けエージェント)
2024年4月初旬〜
・ワーママ向けエージェント1で早速書類選考通過、面接
二次面接・最終面接と1週間スパンでトントンと進む
この企業(以降A社)はフルリモートで、私の経験や強みをフルに発揮できるかは若干不安があったものの、社員や社長の雰囲気、理念や事業内容などいいなぁと感じるポイントが多く志望度が高かった
もしかすると始めて1ヶ月経ってないのに転職活動終わる?と調子に乗り期待が出てくる
並行して
・エージェント5(ワーママ向けエージェント)
・エージェント6(ワーママ向けエージェント)
・エージェント7(大手エージェント)の登録・面談、求人紹介いただく
・マイナビ転職やエンジャパンなどの求人サイトでも応募を進める
この時期はたくさん応募せず事業内容や理念、働き方への共感度が高い求人へ限定し、トータル10社くらいの応募
2024年4月中旬〜
・ワーママ向けエージェント3、4も書類選考通過。2社が一次面接に進むも1社は一問一答形式で非常に答えづらく、雰囲気合わないなと感じこちらからも辞退&先方からもお見送りされる
もう1社は未経験なので即戦力としては難しいとのことで落とされる(書類選考の段階で分かるじゃないかと思った)
・Wantedlyのプロフィールや今後のキャリアビジョンの詳細を書いてみるとスカウトをポチポチいただき、カジュアル面談も何社か受けてみるように
2024年5月ゴールデンウィーク明け〜
・A社の最終選考を受けているライバルがあと2名いて、その方々の面接がゴールデンウィーク明けとのことで結果連絡をだいぶ待つことに。
ゴールデンウィーク中は気が気でなかった汗
結果、ライバル2名はリファラルとベンチャー企業でバリバリの経験者とのことで採用未経験の私では太刀打ちできず。ライバル強すぎて不採用。
未経験職種ってやっぱり30歳超えるときついんだなー、経験者と比べるとどうしても劣ってしまうんだなーと痛感し、この頃から「ハードル高そうな業務でも書類通ったらまず話を聞いてみる」スタンスで大量に応募する(その結果、トータル90社応募に至る)
・しかし自分がハードル高い=パフォーマンス出せる想像がつかないと思った求人はやはり書類通過するはずもなく、何十社というお祈り通知をいただく
リクルートエージェントにおいては30社応募しても1社も書類選考通らず(後半になってようやく3社書類通過しましたが。。)
・Wantedlyスカウトで興味を持ったB社とカジュアル面談実施。大事にしたい軸とマッチした働きができそうでB社の志望度も高まる
リクルートエージェントやDODAは、求職者側がある程度自由に求人を検索・応募できる反面、RA(エージェントの企業担当)やCAが企業が求める人物と合致しないと判断した場合、書類選考まで進めてもらえないんですよね。
なので必須要件に経験が少ししかかすっていない未経験領域の応募は、企業へ書類を通す以前にエージェント側でザクザク払いのけられたのだと思われます。
一方で、上に挙げたようなワーママ向けエージェントさんはあらかじめ求職者と企業のマッチ度を考慮して厳選した求人を紹介してくださるので、書類選考通過数も大手エージェント経由よりは多かった印象です。
2024年6月〜
・最終面接まで進んだC社は不採用に
採用職ではなくRAのポジションだったので内定をいただいても入社するか迷っていたが、案の定RAの経験がないため即戦力とみなされず
・失業給付金申請のためハローワークへ足を運ぶ
同時にハローワークの就労支援に興味があったので面談してもらい、いくつか求人を紹介いただく
ハローワークでは一般的な求人紹介と、子育て中のママ向け求人紹介を受けました。
結果的にハローワーク経由では1社も応募しなかったのですが
エージェントや求人サイトで掲載されている企業とは少し毛色が異なる印象を受けました。今後キャリア支援をしたいという目標がある中、ハローワークでどんな求人を扱っているか、ハローワークがどんな雰囲気か体験できたことは自身にとって非常に有益でした!
後半になり、また母数を増やそうと試み
・エージェント7(大手エージェント)の登録・面談、求人紹介いただく
2024年7月上旬〜
・第3の面接の波 初旬は怒涛の面接ラッシュ
B社より実質的なオファーをいただくが、
当初の就労条件と変更点があり希望条件から外れてしまったことから、他社の選考を進める日々
2024年7月下旬〜
・保育園退園を避けるには9月1日までの入社が必須で、
入社1ヶ月前までを目安に内定がもらえているのが理想と考えていた中で
まだ就業先が決まっていないことから7月下旬より派遣会社を4社登録
(ランスタッド、スタッフサービス、テンプスタッフ、パソナ)
過去に派遣会社の利用経験がなかったので今回登録したことで初回面談から派遣までの流れ、派遣会社毎の特徴、派遣会社で取り扱う求人の質についても勉強になることが多かったです!
ビジネスレベルの英語を使えればそれなりの時給をいただけるのですが、日常会話レベルだと年収換算しても8時間働いても年収300万前後という現実を知ることができました。
あと、採用職で派遣の求人を探すとどうしても雑務や対面面接における受付業務など総務に近い求人がほとんどでした。20代なら紹介予定派遣で社員になってから採用ポジションの上流を狙いに行くのはありだと思いますが、30代だと時間的にそれは難しそう。
・やむなく派遣会社での求人応募もぽちぽち進めているとき、
転職軸を叶えられるC社より正社員での採用内定連絡をいただき、保育園退園リミットが迫る中ギリギリではあったが転職(求職)活動終了。
ミドサー×ワーママ×未経験職種への転職 成功した要因を自己分析してみた
タイトルの通りとても大変だったのですが、ワーママ転職に強いものをはじめ、活用できる求人媒体に登録しまくり母数を増やしたこともあり、これまでの経験と配属先で強化したい取り組みや同業界や競合他社での就労経験あり等の類似条件が多い求人にたまたま出くわしたからこそ、運良く希望の軸を叶える転職を実現できました。
もっと話すと、私の場合は採用は採用戦略や求人記入などの経験がなく、面接のみなので採用未経験と見なされますが、今回のポジションでは採用+組織開発で募集があり、配属先としては組織開発領域を今後着手すべくこれまでの組織開発や研修企画経験および競合他社での就業経験を評価いただいたようでした。応募ポジションとのマッチ度が高かったのが勝因となりました。
子育てとの両立を推奨する企業を優先して応募したため、エージェント曰く子持ちであることは減点事項にならなかったようです。しかしながら33歳ミドサー×ワーママ×未経験職種だと、職種との親和性が高い経験がある方やフルタイムかつバリバリ出社できる方と比べると、どうしても子育てで融通効きづらい×未経験職種ではライバルに負けてしまうので、どうしても武器の弱さをひしひしと痛感しました。(逆に言えば延長保育しまくってお迎えとか関係なく働けますって方なら戦えると思いますが、、)
人生100年時代なのだから、ポテンシャル採用は20代まで→30代までに世の動きが変化したらまた難易度変わるんじゃないかとも思いますが、なかなかそうはいかないことを体感したのでした。
次回のnoteは…
次回は面接で質問の多かった項目について書いてみようかと考え中ですが、
9月入社で忙しくなってきたのでしばらく投稿が遅れるかもです。