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【未経験職種へのワーママ転職活動記①】育休中に転職を決意

33歳で第一子育休中に転職することを決意してから、
復職せず(育休終了後、有休消化で復職し退職)、子の保育園退園ととなり合わせになりながら未経験職種へ転職を決めた経験談を連載形式でまとめることにしました。

未経験職種×ミドサー子持ちの転職活動は4ヶ月に渡り精神的にも大変でしたが、無事に保育園退園にならず希望条件で内定をいただくことができ、さらにワーママ転職の知見も増え、辛抱強く求職活動を続けてきて本当に良かったと思っています。
9月から正社員で就業予定です。

就労していない場合、私の住む自治体では子供の保育園強制退園まで退職から3ヶ月の猶予期間がありましたが、ワーママ転職メインのエージェント数社やリクルートなどの大手エージェントやWantedlyも駆使し、挙句の果てになかなか就業先が決まらなかったため主要な派遣会社にも数社登録したので、だいぶワーママ転職だけでなく転職活動の知見を得ることができました。
(派遣会社登録→求人応募まではしましたが、その間に希望条件での正社員就労が決まったので派遣先企業との面談には至らず求職活動終了しました)

活動しながら感じたのは、ワーママ転職って本当大変。
転職だけじゃなく、キャリアアップと子育ての両立って制約が多いなーとつくづく感じました。
転職経験は過去に1度ありますが、その時は未経験職種への転職でありつつも20代後半×既婚子なしだったのでまだ子育てによる制約がなく、がっつり働けた。
だけど子育てとの両立を考えると、リモート頻度高い×保育園送り迎えのためフレックスor時短or中抜け可という制約も出てきて。これを実現できる企業の少ないこと!
2024年3月ー7月までの5ヶ月間で、トータル90社ほどの求人応募をしましたが感覚としてコロナも落ち着いてきて9割の求人はリモート<出社頻度多でした。
※今回私が探していた職種は採用or採用+組織開発or人材開発あたりの人事領域バックオフィス業務です

ワーママ転職を考えている方の参考になれば幸甚です。


まず初回は、育休中に転職を決意した理由と、復職せず退職した理由について。

育休中に転職を決意し、復職せず退職した理由

理由は2点あります。
実は産休に入る前から、当時働いていた企業で求められる働き方と自身の今後のキャリアや希望条件を照らし合わせると、子育てと両立できる働き方やりたい仕事
に就けるか
の2点でマッチしなそうだと感じていました。
前職では主に企業研修のソリューション営業をしていたのですが、企業研修の特性上、まる1日かけて研修が実施されることが多く、準備のため早朝7時半頃から会場付近でスタンバイすることもしばしば。終了後も撤収作業やお客様との振り返りMTGをする必要があり、帰宅は20時前後になるため、会社の顔としてお客様と相対することや顧客課題解決に貢献できることには非常にやりがいを感じていましたが、子育てとの両立は難しそうと思っていました。

また、前々職でマネジメントをしていたときや、企業研修を提供する中で、より個人や組織に入り込んだ仕事をしたいと思うようになっていました。
キャリアコンサルタントの資格は持っているけども、長期的にキャリア支援もするには今は採用の知見をもっと増やした上でキャリア支援をしたい。
さらには欲張りですが外部の立場ではなく内側から、人事の立場として採用だけでなく組織開発にも携わりたい。組織開発は前々職で経験があるものの、採用人事は未経験。(現場社員として1次面接や内定者フォローアップ経験はありますが、それだけだと未経験とみなされます。)
営業ではなく人事になるには異動か転職の二択ということで、育休明けの復帰面談の際に人事への異動を打診してみたものの、私の復帰タイミングではポジションに空きがなく、なおかつ復職明けはこれまでのフィールドセールスではなくインサイドセールスポジションへの配属予定となってしまいました。

お客様との長期的な関係構築が得意だと自負していた私としては、インサイドセールスでは私の強みを活かせず、今後目指したいキャリアとも離れていたこともあり、「もう33歳だし、時間を無駄にしたくない。保育園退園のリスクはあるけど、現職で復帰しながら転職活動するのも大変そうだし、自社には申し訳ないけど退職して転職活動をした方が後悔しないだろう」と判断。
私の場合は産前のフィールドセールスに戻りたかったわけでもなく、マミートラックではないのかもしれませんが、産前に出来た業務を産後できなくなるというのは子育てを優先するならばままあることなんだなと思いました。

転職活動すると決めてからは、保育園退園にならない条件を自治体へ確認し、求職期間中の失業給付金についても下調べをしました。

その上で、現職での状況や今後のキャリア展望と、面接日に自宅保育となってしまった場合は夫にみてもらう可能性があることも含め夫に相談したところ「失業給付金ももらえるし、保育園退園にならなければ良いよ」と了承を得ることができ、3月後半から転職エージェントに登録し始めました。
※自主退社理由ですと失業給付金受給まで申請から2ヶ月を要しますが、会社起因である場合はもう少し早めに給付金受給が可能です。詳しくはハローワークインターネットサービスをご確認ください。

この時期は保育園内定も決まっていて、4月末の育休終了が確定しており、育休延長も手遅れのタイミングだったので育休中に転職先を決めることはほぼ不可能。
実は、転職活動開始前にキャリアコンサルタント資格保有者の方へ今後のキャリアについて相談したことがあるのですが「退職してからの転職活動は絶対おすすめしない。保育園退園になるリスクもあるし、それもあって焦って就職先を決める懸念もあるので、現職へ復帰しつつ、働く感覚に慣れてから転職活動をした方が良い」とアドバイスを受けました。

このアドバイスを受けたにも関わらず、復職せずに退職したのですが、やっぱりやりたい仕事をできずに働くことがどうしても嫌でした笑
また、有休消化期間が1ヶ月あり残育休+有休消化+保育園退園までの猶予期間=約5ヶ月あったので、なんとかなるんじゃないと楽観的に考えていたのもある。
※自治体によって保育園退園にならない求職期間や条件が異なるので、要確認

実際なんとかなって結果的に働き方や業務内容、年収も一番良い形で就労が決まって本当に良かったのですが、退職してから求職活動することはキャリアコンサルタントの方がおっしゃるように邪道だと思います。。
(ただ、育休中に転職先を決めて現職に復帰せず転職した、という方はエージェントさんに聞いたところ複数いました)

ワーママ目線で転職先決定前に退職して良かったこと


保育園退園のリスクと隣り合わせになりますが、ワーママ目線で転職先を決める前に退職して良かったと思う点を挙げます。

保育園に通い始めてから、流行り病を患い何度も自宅保育となったが働いてないので職場に迷惑をかけずに済む


保育園へ預けると最初はよく風邪を引くと小耳に挟んでいましたが、我が子も3ヶ月間で溶連菌感染症や手足口病、胃腸炎を患いました。
これらの病は自治体によっては医師が認める登園許可証を提出しなければ自宅待機が必要な病で、ひとつきあたり半数以下の通園になることもザラでした。
また、親であるわれわれ夫婦もお子の病気がうつり、完治まで時間を要すことも多々ありました。
退職していれば早退も欠勤も不要で職場に迷惑はかけないので、この点は良かったです。

乳腺炎を回避できた


育休明けの産後9ヶ月目頃には4-5回/日を母乳育児していました。私は産後初期から何度も乳腺炎になっているいわゆる乳腺炎になりやすい体質でして、園でみてもらう日中帯は搾乳するにせよ、仕事復帰すると慣れない環境でそれなりにストレスを抱えながら仕事するためおそらく高確率で乳腺炎になっていたと思います。
退職して子育てと求職活動に集中することでストレスを最小限に抑えられたからか、乳腺炎を回避できたのは結果的に良かったです。
同じように乳腺炎になりやすくまだ母乳育児を続けたい方は、自身の負担軽減のためにリスクはありますが退職してしまうのもありかもしれません。(乳腺炎にならない保証はできません🙅‍♀️)

平日日中帯も面接を受けられ、子育てと求職活動に専念できる


勤務しながら転職活動する方は、平日夕方〜夜に面接を受ける方が多いと思いますが、祖父母やシッターさんなどお子をみてくれる大人を確実に確保できれば平日日中帯に面接を受けられ、ライバルよりも早く選考を進めることができます。
人気求人の場合は募集終了も早く、多くの方が夕方面接を希望する中で平日日中帯に選考を受けられるのは少なからずアドバンテージになると考えます。

※メリットを述べましたが、次の就職までに1日でも退職した場合、次回の育児休業取得において1年以上雇用されていること等の条件がありますので、妊活をお考えの方はそのあたり詳しくお調べになってから動いていただければと思います!

話を戻しますが、私が希望していた採用人事は未経験職種なので年収が150万ほど下がる見込みであること、時短だともっと収入が下がること、リモートより出社推奨が多いこと、さらに派遣では採用業務に携われたとしても基本週5出社が多く業務内容も雑務的なものが中心であることに加え、時給換算で正社員よりかなり年収が下がるリスクもありました。
結果的に保育園退園にならずフルリモート×フルフレックス&中抜け可×採用と組織開発に携われる×最小限の年収減 という希望マッチ度100%の条件で求職活動を終えられたのは不幸中の幸いだと思います。
この求人で内定を頂けなかったら派遣社員として前職比年収ー40%くらいの条件で働いていたはずです。。

次回のnoteは…


ということで、リスクの多い求職活動でしたが次回は登録したエージェントと、転職活動開始から4ヶ月間のスケジュールについて書こうと思います。

↓追記 書きましたので良かったらご覧ください!


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