笑っていきましょう、母の友が教えてくれる私がわたしのままでいてもいい感覚
踏ん張って、笑っていたいのに笑えない。
そんな気分だったからなのか、久しぶりに訪れた本屋でディスプレイされた雑誌の一文に目が止まった。
笑っていきましょう。
と、いう言葉に惹かれて手に取った母の友。幼い子を育てる母へ向けた雑誌だ。
子どもはこうやって遊ぶと笑う、母はいつでも笑顔がよい。という内容の本かと思ったら全くもって違った。
この文章にわたしは突然、鈍器で頭を殴られたように、驚いた。そして、こんなにも母に寄り添ってくれる雑誌があるのかと。
「子どもは大事、わたしも大事」のコンセプトも素敵だ。
この雑誌は、母というよりも、ひとりの女性に向けて時には優しく、そして力強く励ましてくれる存在だ。等身大な女性達へ向けたのメッセージやコンテンツにも感動した。おすすめの絵本や工作コーナーの特集もあるが、わたしは美容ライターの長田杏奈さんが書く文章が好きだ。
そして、臨床心理士の高井祐子さんのコラムも、新しい思考をおすそ分けしてもらえる感覚になり、心が軽くなる。
歳を重ねてくると、人はいろんな役割がまとわりついてくる。
女性で言えば、娘、妻、母と多岐に渡る。働き出したら、新しい役割も追加される。役割によって求められる笑顔の種類も違うのかもしれない。無理して笑顔を貼り付ける日だってある。ただ、脳は「本当に面白い笑い」も「作り笑い」も区別ができないようになっているらしい。なんとも便利な機能だ。
であれば、笑顔タイムを1日の中に設けるだけで、その日の生産性は変わってくるのかもしれない。また、子どもは大人達が会話の最中に笑っていると、会話の意味がわかっていないくても、突然一緒に笑い出すことがある。
笑顔は伝染もするのだ。
これから、どうしようもなく辛い時も、気だるい日もたまには無理して笑う時間を作ろう。
今日から始まる新生活、緊張するときや慣れない変化で疲れることもあるかもしれない。そんな時こそ笑える映画や番組を見る、無理して笑顔を作る習慣を1つ加える、と工夫しながら軽やかに乗り切っていこうと思う。
わたしも今日、次男の入園式では笑顔を意識して何枚か写真を撮ってみた。次男はなぜか険しい顔をしていたが、いいスタートが切れたように感じる。
もし、笑顔の効力が信じられないときは、母の友を取り寄せてみてほしい。きっと、新しい笑顔の魅力や効果に気がつくことができる1冊だ。
また、この1月号で母の友のファンになったわたしはバックナンバーも取り寄せてみた。
どの号も、たったひとりの”わたし”になれる自分や時間を大事にしたい。そんなわたしの気持ちを掬い上げてくれるメッセージがふんだんに詰め込まれている。
最新号もとても良かったので、子育ての合間に読む本のひとつとして、試しに覗いてみてほしい。
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