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数字に強い社長になるポッドキャスト 第591回 コロナ禍から学べること

六角 明雄
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この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。

今回は、中小企業診断士の神谷俊彦先生にお越しいただき、コロナ禍において、中小企業はどのような対応をしていけよいのかということについてお伺いします。

神谷先生によれば、神谷先生のお知り合いの中小企業経営者の方たちからきいたお話によると、経営者の方たちは、総じて、コロナ禍に対応した新たなビジネスモデルをつくっていかなければならないと感じているそうです。

また、中小企業の現在の状況は、報道されているよりも悪化しており、売上が90%減少したり、まったくなくなったという会社もあり、リーマンショックや、東日本大震災のときよりも、大きな影響を受けている会社も多いと、神谷先生は感じているそうです。

そのような状況にあることから、前述のように、ビジネスモデルを変える必要性を、経営者の方たちは、強く感じていると、神谷先生は考えているそうです。

そして、現状では、融資などによって会社の資金繰を維持する以外に、直ちに実践できる抜本的な打開策はないものの、神谷先生は、BCP(Business Continuity Plan、事業継続計画)をあらかじめ策定しておき、ピンチに備えていた会社は、業績を回復させる機会も多いと考えているそうです。

例えば、神谷先生に、政府から受注のあった医療用ガウンを製造してくれる会社を紹介して欲しいという依頼を受けたものの、ロットが大きく、マッチングができなかったそうです。

もし、BCPにもとづいて、まとまった手元資金を持っている会社があれば、そのようなチャンスを逃すことにならなかったので、神谷先生は、現在、BCPのない会社は、事業が正常化したときに、BCPを策定することをお薦めするということです。

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