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数字に強い社長になるポッドキャスト 第598回 問題を整理するときのフレームワーク

六角 明雄
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この番組は、数字がちょっと苦手な中小企業経営者の方が、数字に強くなって業績をばりばりあげてもらうための応援番組です。

今回も、中小企業診断士の福島正人先生にお越しいただき、福島先生の新刊、「図解でわかるビジネスフレームワークいちばん最初に読む本」に関し、問題を整理するときのフレームワークについてお尋ねしました。

まず、福島先生がお薦めする、問題を整理するためのフレームワークは、「As is/To be」だそうです。これは、現状(As is)と、あるべき姿(To be)を整理し、そのギャップ(問題)を明らかにする方法だそうです。

これを活用した例は、携帯電話の開発だそうです。

まず、外でも電話したいというあるべき姿を目指して開発され、つぎに、サイズを小さくしたい、写真も撮れるようにしたい、インターネット通信も使えるようにしたいというTo beをめざして、つぎつぎに進化してきたそうです。

この、「As is/To be」は、キャリアプランにも使えるそうです。たとえば、3年後、5年後になりたい自分を描くことで、それを目指すための問題整理ができるようになるそうです。

つぎに福島先生がお薦めするフレームワークは、5Sだそうです。

5Sは、整理:必要なものと不要なものに分け、不要なものはすてる、整頓:決められた場所に、決められたものを置く、清掃:掃除をして、ごみや汚れがない、きれいな状態にする、清潔:整理・整頓・清掃の3つのSを維持する、躾:決められたルールを守り、習慣化する、の5つのSを実施することだそうです。

この5Sは、単なる職場環境の美化にとどまらず、ものを探す時間を減らすことができるなど、仕事が効率化するだけでなく、目に見える改善で自信がつき、モチベーションも向上するという副次的な効果があるそうです。

最後に、MECE(ミッシー)についてご説明いただきました。これは、Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの略語で、もれなくダブりなく分類するといういみだそうです。

たとえば、お客さまを、学生・会社員・無職で分類すると、個人事業主はこれらの分類からもれているし、会社員として働きながら、学校に通っている人はだぶってしまうことになります。

したがって、データを分類するときなどは、MECEを意識して分類するようにすることが大切だということです。

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