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楽しみでしかないそろタッチの進化

S12クリアして暗算上級となったその日

 子どもたちがそろタッチ学習を続けて迎えたS12クリアの瞬間を今でも覚えている。機嫌が悪い日、やる気が出ない日も乗り越えてきただけに、親としても感慨深いものがあった。幼少期に「暗算」という特技を身につけられたこと、継続は力なりということを子どもも、私自身もこの歳で改めて感じることができた。

 長女のときは、朝にその素晴らしい瞬間を家族みんなで祝福し、学校に送り出した。学校から帰った彼女に聞いてみた。

「そろタッチS12クリアしたことお友達に言った?」

「言ってないよ。周りのお友達でそろタッチやっている人いないから。」

 ネット生である我が家の子供たちは教室で先生やお友達とその喜びを共有することもできず、褒めてあげられるのは我々家族だけという状態だった。

 あれだけ毎日頑張った日々を思い出すと、彼女ももっと色んな人に話して喜びを共有し、褒めてもらいたかっただろう。私にとってもなんとも複雑な日となった。

この日をきっかけにこのnoteを始めようと思った。少しでもそろタッチを知ってもらいたい。子供たちがクラスで日々の学習の一喜一憂も共有できるくらいになってほしいと。

そろタッチからのお知らせを見て歓喜した

 あの日から約1年半経った。そろタッチからの3つのお知らせを見て、その進化に驚いた。まずは、「2021年 そろタッチ学習者の学習実績」である。

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 学習者が2021年末時点で7500人に達したとのこと。まだまだ学校で我が子のクラスに何人も学習者がいる状況ではない。

 しかし、最近私の周りでも、保育園のパパ友や、仕事上で知り合った方からもお子さんがそろキッズですと聞くことが増えてきた。改めて感じるのは、親御さんの職業では、経営者や外資ITや金融系、お子さんは私立小学校に通ってますという所謂ハイソな層が多く、学力を伸ばすというより、能力開発に重きを置いている方々に偏っているように思える。ただ、そろタッチは受験を見据えた学力向上、能力開発のどちらにも効果的な学習ツールだと個人的には考えている。

 さて、学習者の推移に戻ると、注目すべきはその伸びである。前年比50%近くと大幅に学習者が増えているのがわかる。ビジネス的な観点からも、前年比50%ペースでの成長はSansanやFreeeといった国内有数のSaaS企業並みである。かなりのペースで生徒数が全国津々浦々まで増えている状況である。

2つ目は、【Xステージ】 リリースのお知らせである。

そろタッチは、J(Junior:初級) S(Super:中級) U(Ultra:上級)3つのレベルがそれぞれ12のステージに分かれています。
上級【Uステージ】をクリアした学習者の暗算力の精度を高め、定着を目的とした【Xステージ】を新規リリースいたします。
時期は、2022年4月より飯田橋/青山ラボ校にてテスト運用を開始し、本年の夏までにApp Storeに公開を予定しています。

 U12レベルでもとんでもないレベルの暗算能力だが、その先のXステージがリリースされるとのこと。暗算力の精度を高め、定着を目的とするためのステージのようだ。これは過去に書いたが、特に中学受験向けの学力向上には特に効果を発揮するのではと思う。娘がそろタッチで培った暗算能力というのは、スピードは中学受験で求められるレベルを遥かに超えているが、正確性はやや劣っているように感じる。Xステージまで学習を進めると、スピードはもちろんのこと、正確性まで高まり、向かうところ敵なし状態になりそうである。

中学受験で求められる計算力                     桁数:3桁×2桁 / スピード:30秒 / 正確性:100%
そろタッチで娘が身につけた暗算力(U5レベル)                  桁数:3桁×2桁 / スピード:5秒 / 正確性:80%

 最後に、【2022年4月】そろタッチAndroid版リリース!のお知らせである。

多くのご家庭や教育機関の方が待ちわびていたのではないかと思う。日本ではipadの普及率が高いとはいえ、30%はAndroidを使用している。また、その値段はスペックにもよるが、ipad対比ではお手頃である。

せっかく、そろタッチに関心を持っても、ipadを持っていないがために学習ができないというご家庭も多くいらっしゃる。ipad購入のイニシャルコストが高いからと二の足を踏んでしまうというのは理解できる。上述したように、これまでのそろタッチユーザーご家庭が都心のハイソな方々が多いことにも関係していそうである。そろタッチの学習効果を知っているだけに、少し大袈裟に言うとそろタッチが教育格差を助長しているのではと感じるとこともあった。

しかし、今回のAndriod版リリースは、すべての子供たちに最高の教育を提供できる世界に近づく大きな一歩だと思う。私自身が地方出身であり、都心のみならず、全国にもっと広がってほしいと思うし、日本にとどまらず経済的に恵まれない国の子供たちにも広がることと思う。

冒頭の娘の話に戻るが、S12をクリアした日、学校や近所で子どもたちが頑張りを認めあう光景が、世界各地で見られる日もそう遠くはないかもしれない。

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