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いとさんのアルゼンチンプレイリスト

こんにちは、いとさんです。

アルゼンチンと言えばタンゴが有名です。力強さの中に哀愁を漂わせるアルゼンチンタンゴは、アルゼンチンが辿ってきた歴史もタンゴが生まれた背景も何も知らない素人の私が聴いても心を揺さぶられるものがあります。目の前にあるのに掴めない何かに悔しさを募らせたり、もどかしく感じる時の感覚や、愛してはいけない誰かに心を費やしている様子を私に思い起こさせるメロディです。聴く人によって感じ方が違うのが音楽の良いところですから、まだタンゴを知らない方は、私の感想に惑わされず感じるままにタンゴを聴いてみて下さい。

今回はタンゴは少し横に置いておくとして、お気に入りのアルゼンチンの音楽をご紹介したいと思います。異国の音楽を聴いていますと、歌詞の意味を知りたくなりますので、時々勉強に役立てることもあります。”詞“ですから普段の会話には登場しない表現もあり、それはそれで面白いと感じます。

Nicki Nicole
“Años luz”

初めてラジオから流れてきたこの曲を聴いた時、独特の世界観を持っている感じがしました。そして何度も繰り返して聴いていたい不思議なメロディにすっかり魅了されてしまいます。若いときは出どころの分からない自信に満ち溢れていたり、世の中を人と少し違う角度から眺めてみたいと思ったり、この愛さえあれば他に何も要らないなんて思えたりしたものです。そんな懐かしい気持ちが帰ってきた歌でもありました。

Tan biónica
“Obsesionario en la mayor”

私がスペイン語のRとLの発音の違いを覚えるために口ずさんでいる歌は、このTan biónicaのボーカルchanoがソロ活動で歌っている歌です。元々兄弟たちとバンド活動をしていたようで、この歌もそのうちの一つです。エレクトロな音楽というのでしょうか、そういう雰囲気の曲が多いのが特徴です。この歌は少し嗜好が違うのと、デタラメにしか訳せて無いですけれど、詩が好きなので気に入っています。

Andrés Calamaro
“Flaca”

少しだけ時代を遡ります。1997年にリリースされた曲です。確かYouTubeでアルゼンチンのロックを聴いてみようと色々探している時に巡り逢った曲だったと思います。“flaca”とは、細いという意味ですけれど、曲中で歌っている相手の女性に対する愛称だったのでしょうね。別れ際の歌のようですけれど、女性が相当頭にきている様子が思い浮かびます。アルゼンチンの女性は勢いがありますから、男性陣はあまり怒らせたくはないと思いますけれど、何かしでかしてしまったのかもしれません。

La Mona Jiménez
“Quien se ha tomado todo el vino”

コルドバで生まれたcuartetoというジャンルの音楽があります。若い子もみんな大好きでboliche(クラブ)でもよくcuartetoがかかるそうです。ドライブ中に突然この歌が始まった途端、友人たちは喜んで音量を上げて大声で合唱していました。La Monaが歌っているときの動きをみんなで真似て、車中はbolicheさながらに盛り上がりました。「誰がワインを全部飲み干しちまったんだ」と全員がノリノリで歌ってると思ったら面白いです。

Natalie Pérez
”Te esperaré”

「あなたが気に入ってくれたら、一緒にライブに行きましょう!」と言って、友人が勧めてくれた歌手です。J-POPではあまり聞かないメロディだったので、フォルクローレの影響を受けているのかしらんと思っています。私が小さい頃抱いていたラテンアメリカを象徴する音楽ですので、いずれフォルクローレについても勉強してみたいです。

私の好きな歌を集めてみましたけれど、もしスペイン語の歌をお探しでしたら参考にして頂ければ幸いです。

いとさん

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