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関東中高まなびプロジェクト Nさん(Member's Voice#8)

基本情報

プロジェクト:関東中高まなびプロジェクト
所属大学:早稲田大学 大学院教育学研究科 学校教育専攻1年(記事公開時)

大学生写真 1組 - Tomoki Nakayama

中高まなびプロジェクトとは

中高まなびプロジェクトでは、中学生・高校生に向けた授業企画やワークショップの開催を行っています。コンセプトは「開かれた教室で拓かれた学び」です。
全ての人が、生徒とふれあい、学び合える「開かれた教室」で、五教科の学習や受験のための学習に限られない「拓かれた学び」を目指しています。

中高まなびプロジェクト(まなぷろ)での活動を決めた理由

大学1年生の時、サークルなどに入っていなくて、とりあえず何か団体に所属したいと思っていました。団体の内容はよくわからなかったけど、とにかく教育に関わる活動ができそうだと思い、教員志望だったので、とりあえず様子を見てみようと思って2年生からROJEに入りました。「直接生徒と関わりたい」「自分がやったことを目に見える相手に届けたい」という気持ちがあり、自分たちで授業をつくり、実際に現場に入って授業ができるまなぷろに入りました。

ミーティングでの議論をまとめあげること

佼成学園に出向いて中学生に授業を行うよのなか科の活動では、自己探究という難しいテーマで授業を行います。そのため授業づくりの打ち合わせで、大学生の議論が迷宮入りすることが多くあります。そのようなミーティングにおいて、話の内容を整理し、まとめあげていくことはとても骨が折れますが、学びの多い経験でした。

生徒の成長を実感する場面

よのなか科の授業で、生徒たちどうしの対話のレベルが10回の授業を通して格段と上がっていっていることを間近で実感できました。ある問いに対する自分の考えやその理由、他の人がどう思うかなどについて、「こう思う」「いや、でもこうかもしれない」「ああたしかに、でもやっぱこうなんじゃないか」と生徒たちなりに試行錯誤して一生懸命考えるような素地を作れたのかな、と思いました。よのなか科の授業が少しでも役に立ったのかなと思い、素直に嬉しかったです。

大学生写真 全体② - Tomoki Nakayama

現場の先生の声を直接聞くことができる経験

聖学院の先生方の教育に対する考え方などをきくととても参考になります。特に、とにかく授業を通して社会とつながろうとする姿勢がすごいと感じます。社会と学校をつなぐことで生徒が学校外の世界を知り、かつ、学びのモチベーションを高めていることを実感するし、先生方のアンテナの張り方、行動力は教員志望の身として非常に勉強させられます。
実際、ROJEが作った「ガチャガチャのカプセルの面白い使い方を考えて実演販売のように魅力的に売ろう!」という授業にも、「レジェンド松下(日本一有名な実演販売士)呼んじゃおう!」と声を掛けてくださったことで実際に授業にゲストとして呼ぶことができました。そのおかげで授業をつくるうえで社会とつながることを意識するようになり、さらにこの授業で生徒が考えたガチャガチャのカプセルの面白い使い方を業者に提案しよう、という発想にまでつながりました。

新入生へのメッセージ

教育実習でもないのに学校現場に入って授業をする経験、そのために授業を作る経験はなか普通の教育系サークル・団体では得られないと思います。
まなぷろは「授業」にこだわりをもっているメンバーばかりなので、授業を作る姿勢、もっと広く言えば教育者として生徒と関わる姿勢のヒントやモデルを得ることができると思います!

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