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竹久夢二「三味線草(挿画本)」現代版画 挿画本 作品集 査定 買取 致します。


作品:
三味線草(挿画本)

作家名:
竹久 夢二

作品分類:
現代版画・挿画本・作品集(日本)

作品詳細:
木版8枚(カバー含む)が収められた挿画本 大正4年(1915年) 17.2×11.5(本)cm 3枚にモノグラム版上サイン 新潮社刊 


◎モダンアートの代表者・竹久夢二

竹久夢二(たけひさ ゆめじ、1884年〈明治17年〉9月16日 - 1934年〈昭和9年〉9月1日)は、日本の画家・詩人であり、大正時代から昭和初期にかけて活躍したモダンアートの代表的な人物の一人です。

竹久夢二は美人画家として知られ、「夢二式美人」の作品で大正ロマンの代表的な画家とされました。児童雑誌や詩文の挿絵も手がけ、詩『宵待草』は大衆歌として愛唱されました。美術の分野だけでなく、書籍の装幀や広告、デザインも手がけ、近代グラフィック・デザインの草分けとされました。


◎竹久夢二と木版画

竹久夢二は、版画家としても知られており、木版画やリトグラフ(石版画)などの版画作品も制作しました。以下は竹久夢二の版画についての主な情報です:

  1. 木版画:

    • 夢二は木版画においても独自のスタイルを展開しました。木版画は木版に彫り込み、それを版画に転写する技法で、夢二はこの技法を用いて独自の美人画や風景画を制作しました。

  2. リトグラフ:

    • リトグラフは石版画の一種で、石版に油性のインクを塗り、その上に絵を描くという技法です。夢二もこの技法を使って版画作品を制作しました。リトグラフは彼の豊かな色使いや抒情的な表現によって、彼の芸術性を引き立てました。

  3. 版画作品のテーマ:

    • 竹久夢二の版画作品のテーマは、彼の他の芸術作品と同様に美人画や風景、日常の情景が中心でした。彼の版画も日本画や洋画と同じく、独自の美意識や抒情性が感じられるものでした。

  4. 広告や書籍の装幀:

    • 夢二は版画の技法を活かして、書籍の表紙や広告宣伝物などにも携わりました。これにより、彼の版画は広く一般の人々にも親しまれ、大衆に受け入れられました。

  5. 現存する版画作品:

    • 現在でも竹久夢二の版画作品はコレクターや美術館に収蔵されており、彼の芸術的遺産を伝えています。美術館やオークション、展覧会などで彼の版画作品が見られることがあります。

竹久夢二は、版画家としてだけでなく、様々な分野での才能を発揮したアーティストであり、その作品は今でも多くの人に愛されています。


◎竹久夢二と大正時代

竹久夢二は、大正時代(1912年から1926年)に芸術的な活動を展開し、この時代を代表する画家の一人とされています。以下は、竹久夢二と大正時代に関連するいくつかの要点です:

  1. 大正浪漫の代表的画家:

    • 大正時代は、日本が西洋文化の影響を受け、社会が急速に変化した時期でした。竹久夢二は、この時代の雰囲気や情緒を捉え、大正浪漫を象徴する画家とされました。

  2. 夢二式美人と抒情的な作品:

    • 竹久夢二は美人画家として知られ、「夢二式美人」と呼ばれる独自の美人画を制作しました。彼の作品は抒情的であり、女性や風景などが優雅で幻想的に描かれています。

  3. 文学との融合:

    • 夢二は絵画だけでなく、文学の分野でも活躍しました。詩や歌謡、童話などを創作し、その詩作品は大衆に親しまれました。特に、詩『宵待草』は歌として広く知られ、全国的な愛唱曲となりました。

  4. 多様な表現形式への挑戦:

    • 竹久夢二は絵画だけでなく、広告宣伝、デザイン、版画など、様々な表現形式に挑戦しました。彼の作品は書籍の表紙や広告美術としても多くの人々に親しまれました。

  5. 画壇との関わり:

    • 当時の画壇では様々な芸術思潮が交錯し、夢二は新しい美術のあり方を模索しました。一時は中央画壇への憧れもあったが、受け入れられず、終生を通じて新しい美術の可能性を模索し続けました。

  6. デザインと産業美術への関心:

    • 夢二は後半生において、デザインや産業美術への関心を深めました。生活と結びついた美術を追求し、商業美術やグラフィック・デザインの概念に先駆的に取り組みました。

竹久夢二の芸術は、大正時代の社会的変革や文化の動きを反映しており、その作品は多くの人々に愛され、後の時代にも影響を与え続けています。


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