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こんな時に書きたくなった

飛行機のチケットをとりながら、思っていました。
こんな時に、私は言葉を書きたくなるんだな〜。


昨日、祖母の訃報の知らせを聞きました。
少し前から調子悪かったのは知っていたのですが、でも、もう少し先だと思っていました。お別れというのは突然にやってくるものですね。

私は東京にいて、祖母の家は宮崎にあるため、少し距離があります。


「飛行機のチケット取らなきゃね」「職場に休みの電話しなきゃ」「喪服はどこ?」

一緒に暮らしている母とやりとりしながら、葬儀における諸々の雑務があってよかったな〜と思いました。
忙しくしている間は、感傷にふけることを避けられるからです。


もちろんたくさんの思い出はあるけれど、思い出したらとめどなく溢れてしまうから。

一つ一つ思いだす時間はまた、ゆっくり宮崎でね。


思えば人生にはいろんな日があるけれど、良い時も悪い時もあって、でもきっと、それは全て「より良く生きるために」「より良く死を迎えるために」全てが完璧なんじゃないかな〜と思います。


だから例えば、

落ち込んだ日も

笑った日も

泣いた日も

怒った日も


全てが完璧な1日なんじゃないかと思うのです。


全てをぎゅっと抱き抱えて、
目の前に出会う人を大切に
「より良く生きれたら良いな〜〜」


そして、祖母が亡くなった時に
「あー文章が書きたい」と思った私は、
やっぱり、これから先もずっとずっと「ことば」を紡いでよりよく生きていけたら良いなと思いました。


こんな時だから、書くんだね。

こんな時だから、書くんだよ。



言葉は優しく自分を癒してくれますね。



最後に梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』の小説の一説を思い出したので書きます。

「オバアチャンノ タマシイ ダッシュツダイセイコウ」

『西の魔女が死んだ』


中学生の頃、私はこの言葉が私は大好きでした。
きっと子どもなら誰しもが一度はいだくと思う「死」に対する恐さ。
脱出という言葉で、ゲームのような楽しいものに変わった言葉でした。


あの頃から、20年ぶりのときを経て、本当に意味がわかる時がきたな〜と思います。




おばちゃんへ
おばあちゃんのたましい だっしゅつだいだいせいこうだね♪

ずっと永遠に大好きです。たくさんの感謝を込めて。



こんな時だから、言葉を書いてみたくなりました。







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