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経営者&採用コンサルタントの視点から考える、新入社員が現場に入る前に必要な研修とは?~一にも二にもマインドセット~

自立した新入社員の育成を目指して、三者三様に好き勝手にしゃべるコラム笑を3回シリーズでお届けします!今日はその3回目、ラストです。

三者とは、こちら。

鈴木さくら(キャリアコンサルタント)
細野和彦(研修設計コンサルタント)
山田卓司(経営者&採用コンサルタント)

そして、好き勝手にしゃべる内容は・・・

= Contents =
1)大学生を熟知するキャリアコンサルタントとして、「とっくに学生は卒業したよね?」と言いたくなる新入社員に必須なマインドセット 
2)研修設計コンサルタントの視点から考える、新入社員に必要な研修とは?~外部研修ノススメ~ 
3)経営者&採用コンサルタントの視点から考える、新入社員が現場に入る前に必要な研修とは? ←いまここ

前回は、弊社メンバーの研修設計コンサルタント細野から【研修設計コンサルタントの視点から考える、新入社員に必要な研修とは?~外部研修ノススメ~】でした。

さて、今回は・・・

採用コンサルタントであり弊社代表である山田卓司から、新入社員が現場に入る前にぜひとも教えておいてほしい研修とは何かという話を伺いました(ラスボス登場です!)。

◆学生から社会人への意識変換〝受ける″から〝与える″人へ

山田:人を指導する立場からでいうと、やはり学生から社会人へのマインドセット、つまり「意識変換」は現場に入る前の新入社員研修で絶対にやっておいてもらいたい部分です。

今、新卒採用の現場は完全な売り手市場で、企業側が学生を採用するために、誤解を恐れずに申し上げると、「接待」のような対応をしている企業が多いというのが現状です。そのような過熱しているマーケット化では「自分ってすごいのでは?」と、悪い意味で学生側の自己評価が高くなってしまいやすい環境だとも言えます。

「意識変換」がうまくできていない学生であればあるほど、社会の厳しさや会社組織の実態に直面すると心が折れてしまう。だからその前に研修を通して、「そうではないんだよ、社会人として求められていることはこういったことなんだよ」と第三者機関の公正な立ち位置から指導を受けることが有効だと思います。


―「意識変換」は外部が行う研修の方がいいということでしょうか?


山田:そうですね。会社内部の研修で言われると、「それはウチの会社の都合でしょ?」と反発したり、素直に受け入れられなかったりする新入社員も中にはいます。そういった意味でも新入社員研修において外部機関の研修の価値があるのだと思います。

現場でつまづく前に外部の人からガツンと意識変換してもらい、〝受ける″から〝与える″人になることで、現場での指導もスムーズに進むと、私の経験からも実感しています。


◆ビジネスマナーの重要性

山田:私自身、採用コンサルタントとして学生と話す機会が多いのですが、その中には例えば、相槌をしているのか?それが自身のコミュニケーションの取り方のスタイルなのか?と、よくわからないため損してしまっている学生が非常に多いなと感じます。

そういう学生が会社に入ると、本人に悪気はないのにお客様を怒らせてしまったり、不要に上司とぶつかってしまったりすることが多々あります。本人は自覚がないので、どうして悪かったのかが、わからない。

そのためにも、現場に入る前に汎用性のあるビジネスマナーやそれに付随する職場のルールをしっかり学ぶことは、ここ近年すごく大切になってきていると感じます。

今回のおすすめする研修では、マナーの型だけでなく、マナーは誰のために必要なのか?といった理由まで説明しているので、コミュニケーションの取り方が自己流になっている学生も理解し納得して体得できる研修内容だと思います。


―ビジネスマナーの重要性が以前と比べて高まってきているのですね。その他に新入社員研修でやってほしい内容はありますか?


山田:弊社は営業がメインの会社だからとくに感じることですが、営業系の社員には常に目標達成意識を持っていてもらいたい。その部分はまず心構えとして、最初に植え付けてほしいですね。

仕事というのはまず自分の役割があって、目標数字の達成に全力を尽くすために上司や先輩と連携して動き、報連相をきちんとしていくなどの仕事の基本をしっかり学ばせる、と。

そうすることにより、目的を見失わず数字をきちんと直視して主体的に動ける人材の土台づくりができます。現場に入る前にその土台づくりを終えていると、その後の指導がスムーズです。

今回の研修でいうと1日目に行われる「学校と職場の違いとは」や「ホウレンソウの基本ルール」などがそれを教えてくれる部分にあたりますね。


―最後に今回の新入社員研修をおすすめしたい会社の規模、業界、職種などありますか?


山田:2日間の研修内容が、最初に新入社員に教えたい内容を網羅しているので会社の規模にかかわらず、すべての企業でおすすめしたいのですが、一番はまりそうな企業としては、人材系、不動産系、IT系など数字をバリバリに追う営業職を採用している企業やいわゆる中小ベンチャー企業が合いそうですね。

中小ベンチャー企業で今回の研修と同様の内容を会社内部で行うと、すぐに「ブラックだ!」とか言われそうなので笑、外部機関での研修を通して外部の講師から「会社ってそういうもんなんだよ」とくさびを打っていただくと、新入社員も素直に受け入れやすいと思います。

職種に関しては、営業職が一番フィットしそうですが、どの職種においても必要な内容となっているので、すべての職種の新入社員にぜひ受講してほしいですね。

・・・・・

自立した社会人として相応しいビジネスマナーを身につけて、〝受ける″から〝与える″新入社員へ。そして、周囲と連携を取りながら目標達成意識を持って仕事ができる人へ。売り手市場だからこその新入社員の傾向を踏まえた、研修選びの大きなキーワードになりますね。

そんな自立型新入社員研修をご体感いただくROGCollegeが下記の通り開催されます。


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次年度の新卒新入社員研修をまだ迷っている企業様のほかにも
中途入社の社員への研修を検討している企業様、
入社3年以内の若手社員のフォローアップ研修を探している企業様にも
大いにご活用いただける研修です。

皆様のお越しをお待ちしております!

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