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研修設計コンサルタントの視点から考える、新入社員に必要な研修とは?~外部研修ノススメ~

自立した新入社員の育成を目指して、三者三様に好き勝手にしゃべるコラム笑を3回シリーズでお届けします!今回はその2回目。

三者とは、こちら。

鈴木さくら(キャリアコンサルタント)
細野和彦(研修設計コンサルタント)
山田卓司(経営者&採用コンサルタント)

そして、好き勝手にしゃべる内容は・・・

= Contents =
1)大学生を熟知するキャリアコンサルタントとして、「とっくに学生は卒業したよね?」と言いたくなる新入社員に必須なマインドセット 
2)研修設計コンサルタントの視点から考える、新入社員に必要な研修とは?~外部研修ノススメ~ ←いまここ
3)経営者&採用コンサルタントの視点から考える、新入社員が現場に入る前に必要な研修とは?


前回は、弊社メンバーのキャリアコンサルタント鈴木から【「とっくに学生は卒業したよね?」と言いたくなる新入社員に必須なマインドセットとは?】でした。

さて、今回は・・・

研修設計や研修講師の育成を行っている、弊社育成支援事業部統括で、研修設計コンサルタントの細野和彦から今の新入社員に必要な研修のお話を伺いました。(細野は年間250日以上の研修プログラムを設計する、研修オタク笑)


◆新入社員研修を〝やりきる″、〝やりきらせる″重要性

細野:「社内内部で行う研修」と「外部で行う研修」。研修は大きくこの二つに分かれます。

では、新入社員研修において、社内内部でした方がいい研修と、外部でした方がいい研修のすみわけは何なのか、皆さん見当がつきますか?

実は、社内ルール(社内での特有のやり方や部署説明など)は「社内内部で行う研修」が適していて、むしろ外部にお願いするのが難しい内容です。しかし、基本的にその他に関しては「外部で行う研修」がいいと私は考えます。

なぜか。その理由としては、最近の新入社員の傾向値にあります。

現在の生活は必要なモノや情報がスマホから簡単に引き出すことができるため、それらを得るための距離が短く、ハードルが低いんです。何でもほしいものはすぐに手にすることができる。手に取っては、「もうこれはいい、これはもうわかった、できた」みたいな、すぐにわかっちゃう感覚で次々と。

そうすると、いわゆる「見切りが早い」傾向が出てくるんですね。

とくに若い世代の人たちと接していて感じるのは、彼らの見切りが早いことなんです。自分の中での見切りが早く、勝手にすぐにわかる、できると思い込む。

でも第三者が見ると、蓋を開けたら実は全くできていなかった(理解できていなかった)という事態が非常に多い・・・。

ですから、「外部で行う研修」で新入社員研修を行い、研修を早い段階で見切らせずに、〝やりきる″、〝やりきらせる″こと、そして社会人としてやる理由を理解させることがとても重要になってくるんです。


―〝やりきる″、〝やりきらせる″ために、なぜ「外部で行う研修」がいいのでしょうか?

細野:外部で行う新入社員研修は、集合型の研修となるので自分の会社だけでなく、他社の新入社員と一緒に研修を行います。

そのため、新入社員と一口いっても高校生もいれば大学生もいる。中途採用の社員もいるかかもしれないし、アルバイトから社員になって研修を受ける人もいるかもしれない。立場や年齢の違う多種多様な人たちと交わりながら研修を受ける。

このことにより緊張感が生まれ、各々の新入社員の心に「やりきらなければ」という気持ちが芽生えます。

今回のおすすめする研修は合宿型で、しかも21時まで研修がありますので、やりきるまで学びきるまで終わらないのです。まさに〝やりきらせる″にはうってつけです。

そういった理由から、社内で新入社員研修を行うよりも外部で行う新入社員研修の方が研修の効果が段違いに出やすいのです。


◆「やりきった」からこそ生まれる効果

細野:「やりきった」新入社員は学生から社会人へマインドセットの成功体験を得ています。

前回のコラムでキャリアコンサルタントの鈴木からも話していたように、マインドの切り替え(マインドセット)が新入社員研修では実は一番大切です。

そして、マインドセットがきちんとできているからこそ、研修で教えた知識もきちんと理解することができるのです。

心を切り替えて(社会人から学生)、形を学び(ビジネスマナー)、習得する。これによって現場に配属されても、すぐに活躍できる新入社員になれるんです。これこそ、会社にとっての最大の効果といえるでしょう。


―なるほど、そのため研修内容も1日目にマインドセットの内容で、2日目にマナーやビジネスの知識としているのですね。その他にこの研修のおすすめのポイントはありますか?

細野:最終日に「決意レポート」を作成し、社長へ提出することです。

正直受け取る側の社長は、「おっ、今年の新人はこんなこと考えてるんだな~!」程度だと思います(笑)。しかし新入社員本人にとっては、ある意味自分で決断した結果(会社)に対しての覚悟を決める場になりますよね。

本研修は合宿型なので他社の新入社員と話す機会も多く、自然と他社の情報が入ってくるでしょう。その時に自分の会社にないような条件などを耳にすると、「いいな・・・」と思う気持ちが生まれてくれるかもしれません。

でも、「いいな」と思いつつも、そんなにすぐに自分が決めた決断を変えるわけにはいかない。

そこで、最後に決意レポート書いて、各々の会社の社長に提出する、つまり覚悟を決めて現場に配属される。それによってより一層、これから社会人として働いていくという動機づけ・意識づけができるのです。

以上の点からも、今までの新入社員研修に迷いを感じている経営者や人事担当者の方々には、ぜひ一度検討してほしい研修です。


・・・・・

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皆様のお越しをお待ちしております!

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