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新型コロナ対策や働き方改革に注力~加藤厚労相が就任あいさつ~|気ままに労働雑感

8月10日に第2次岸田改造内閣が発足し、厚生労働大臣には、加藤勝信元厚労大臣が就任しました。
安倍政権時から通算して3度目の登板となります。そこで、就任当日に記者クラブで行ったあいさつの内容を紹介します。

加藤大臣は就任に当たり、「厚生労働行政は、国民の暮らし、生活に密着している行政であり、
期待をいただいている分野であるため、そうした分野を担う重責をしっかり果たしていきたい」、
「今回で3回目の就任となるが、厚生労働行政を取り巻く環境が変わっている。初心に立って、取り組んでいく」と決意を表明しました。
そのうえで、重点課題として、(1)新型コロナウイルス感染症の急増への対応および中長期的な対応、
(2)全世代の誰もが安心して暮らし続けることができる全世代型社会保障の構築、(3)多様な働き方が選択できる働き方改革――を挙げました。

働き方改革関連では、「同一労働同一賃金、長時間労働の是正、中途採用・経験者採用の抜本拡大などの働き方改革、
また、副業・兼業、フリーランスなど多様な働き方について、働く人の目線に立ったルール整備を図り、
安心して働くことができる環境を整備します」と話しました。新型コロナウイルス感染症対策などを含め、
多岐にわたる課題に対して、「全力で取り組み、皆さんの期待に応えていきたい」と強調しています。

全国的な陽性者の急増などを踏まえると、新型コロナウイルス感染症対策が最重要課題であることを疑う余地はないでしょう。
一方で、感染症対策に埋もれることなく、働き方改革の取組みが大きく前進することも期待したいと思います。

労働新聞編集長 金井 朗仁

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