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【保存版】カンボジアで使用される主なインターネット広告媒体一覧


こんにちはRockyです。
今回のnoteでは、カンボジア国内におけるWEB広告媒体について紹介していきたいと思います。
これまで約2年半デジタルマーケ会社カンボジア拠点の責任者として、
様々な日系企業のマーケティングサポートをさせていただきました。
具体的な運用方法についてはここでは述べませんが、
そもそもどんな媒体があるのか。
それぞれの媒体の特徴は何か。
というポイントを中心に説明していきたいと思います。
それではよろしくお願いいたします。

まずは簡単にカンボジアの市場について

簡単に触れたいと思います。

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人口:1601万人※2017年データ 
国土面積:181,000 km²(日本の約半分)
インターネット普及率:75%(モバイル・固定含め)
国民平均年齢:25.6歳
国民最低賃金:170米ドル※2018年時点

▼参照
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング
国営財団法人 国際労働財団

特に注目してもらいたいのが国民の平均年齢。
日本の平均年齢が約48歳に比べて25.6歳と、若者の比率が非常に高い国だということがわかります。

コメント 2020-07-25 143134

画像参照:PopulationPyramid.net 世界の人口ピラミッド

インターネットの普及率は現状75%
国民の携帯電話を保有率が118%、1人あたり1台以上保有していることになります。
またある調査によると、そのうち約70%はスマートフォン利用者であり、
途上国とはいえ、スマートフォンは日常生活に欠かせないものとなっています。

GDP増加率も約7%(日本は1%いかないくらい?)と、
継続的な経済の発展に伴い、
インターネット広告の需要も増加することが予想されます。

ちなみに私の会社のカンボジアメンバーは全員スマホを保有しており、
仕事の合間に、
FacebookやYouTube、TikTokなどのSNSや、スマホゲームなどで盛り上がっています。

それでは早速インターネット広告媒体について、
紹介していきます。

Facebook|圧倒的な利用率を誇る。

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カンボジアで最も利用されているSNSがFacebookです。
ユーザーの数は約680万人。国民の2.5人に1人が活用しています。
私のアカウントにもカンボジア人のフォロワーが何人かいますが、
FacebookLIVE機能を活用して自社の商品を宣伝したり、
自分が歌を歌っている動画などを投稿も多いです。
投稿に対するエンゲージメント(いいねやコメント)も日本に比べてかなり活発です。

コメント-2020-06-05-175716

実際にFacebookにてビジネスページを作成し、
イヤフォンを販売してみましたが、
$5の広告費で、
リーチ数:8506
エンゲージメント:32 ※いいね、コメント、シェアの総数。
コメント:8
購入検討:3名
という結果でした。
実際に購入には至りませんでしたが、手ごたえは感じました。

おそらく100円あたりのリーチ数であれば日本と比較して、8倍くらいかと。
※業種や広告の種類によっても異なります。

企業の運用・広告配信の主な目的としては、
様々です!w
・商品・サービスの告知
・イベント集客
・物販
・人材募集
目的に合わせて運用が可能です。


WeCHat|カンボジア在住中国人へアプローチ。

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カンボジアでビジネスをするうえで忘れてはならないのは、
中国人の存在です。※もちろん業種によりますが。
カンボジアには中国人が約20万人住んでおり
地域によっては中国人が経済を回していると言っても過言ではないほど。
首都プノンペンでも至る所で見かけますね。

WeChatは中国テンセント社により提供されているSNSサービス。
あるデータによると、全体で約11億人ものユーザーが利用しており、
カンボジア人も利用することがあります。
メッセージのやりとりや、企業の投稿の閲覧のみならず、
電子決済や、送金にも使用されます。

運用イメージとしてはLINE公式アカウントとほぼ同じで、
企業アカウント内で記事を投稿したり、
ユーザーのタイムラインに広告を配信することができます。

中国人向けに告知をする場合は必須の媒体となりますが、
カンボジアに正規の代理店が存在しないので、
運用&広告配信したい場合は私にお問合せください。

企業の運用・広告配信の主な目的としては、
・中国人向けにアプローチしたいとき。
です。


YouTube|大手カンボジア企業も続々配信開始

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最もチャンネル登録者数が多いのがこちらのチャンネルで395万人。
https://www.youtube.com/user/HangMeasVideo
カンボジアの人気歌手のMVなどが掲載されています。
弊社の社員の昼休憩中はずっとYouTubeを見ているくらい日常に溶け込んでいる動画配信プラットフォームだと言えます。

Geaks in Cambodia によると、
約190万人ものいカンボジア人ユーザーが利用しているといわれています。

実際にカンボジアで動画を視聴していると、
銀行大手のアクレダ銀行や、
フードデリバリー大手の「フードパンダ」
などがYouTube動画広告を配信しています。
私も実際にカンボジアにてYouTube広告の配信をサポートした経験がありますが、動画の視聴回数・チャンネル登録者数の増加につながりました。

企業の運用・広告配信の主な目的としては、
・動画を使って告知したい。
・Facebook広告の+アルファとして。
です。


TikTok|これから伸びること間違いない!

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カンボジア国内においては広告配信が始まっていませんが
人気TikTokインフルエンサーで300万人以上の登録者数を保有しているため、
YouTubeに匹敵する人気メディアと言えます。
人気ティックトッカーはこの方です。
https://www.youtube.com/watch?v=1eidrKAk0x8

現在カンボジアでは広告枠はありませんが、人気インフルエンサーが各アカウント内で商品を紹介する動画もちらほら。
私のカンボジア人の友人のアカウントでも約5万人のフォロワーを保有しており、流行りのカンボジアソングに合わせて踊るなどの動画が配信されています。

若い方中心にこのTikTokもしくはFacebookストーリー、YouTubeが暇つぶし時間によく見られています。

カンボジア全国での広告費用がさらに増加すれば、
TikTokもそのうち広告枠の提供を開始するのではないでしょうか。
今のうちに運用開始することをおすすめします。

WEBメディア|以外とWEBサイトも見られてる?

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カンボジアにもニュースサイトがいくつか存在しており、
大規模メディアで月間のPV数が約500万ほど。
カンボジアはGoogleよりFacebookの利用頻度が高く、
調べものもFacebook内で行う文化があります。
日本のYahoo!ニュースの月間PV数が約150億で、
国民の母数から考えても、カンボジア国民の閲覧率は低そうです。

人気メディアとして、
Khmerload:月間515万PV
Kohsantepheap:月間508万PV
Sabay News:月間433万PV
などがあります。

コメント 2020-07-25 171038

写真のように各メディアのトップページ、記事ページにバナー広告の掲載が可能です。
大手キャリア会社や、外資系企業の広告出稿がほとんどですね。


SMS配信|カンボジアでは割と主流!?

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カンボジアにおいて3大キャリアと言われているのが、
Smart、Cellcard、Metfone。
専門業者に依頼するとそれぞれのユーザーの電話番号宛てに、
ショートメッセージの送信が可能です。
費用は業者によりますが1通5~10円ほどです。
カンボジアでは携帯電話の利用はプリペイド式で、
街の露店などでIDが記載されたカードを購入し、
その番号を入力すると通信可能となります。
その際キャリア会社とはSMSで連絡がくるので、
カンボジア人はSMSを見るという行為に慣れている気がします。


最後に。

いかがでしたでしょうか?
今回はインターネット広告について触れさせていただきましたが、
オフラインを含めると、
・街頭サイネージ
・トゥクトゥク広告
・日本人向け無料マガジン

などなどさらに幅は広がります。
告知したい内容やシチュエーションに合わせてプランニングが可能かと思います。

ただ私の肌感覚ではありますが、
一部大手企業を除くほとんどの企業が月間で使える広告費は、
$300~$1000ほどです。

基本的にはFacebookの運用、広告配信からスタートし、
広告予算に余裕のある企業がYouTubeやWeaChatを活用するようなイメージです。

日本ではGoogleやYahoo!でのリスティング広告が主流でありますが、
カンボジアにおいてはSNSを中心としたマーケティング活用が大切になります。
カンボジアの国民性をよく理解したうえでの設計を心掛けることが成功につながるポイントであると考えます。

またどこかのタイミングで具体的なFacebookの活用方法など、発信していきたいと思います。


最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。
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