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中小企業には広報担当者が必要だ

サムネイルとタイトルで「広報ぐらい知ってるよ!」となる方、多いかと思います。では、実際にはどういった事をしているのかご存知でしょうか。
今回は、私の経験から「広報って簡単に言うとこいうものです、結構重要でしょ?」という事をお伝えさせていただければと思います。


先に結論から!

中小企業に広報は絶対的に必要です。私もよく色々な経営者の方とお話をさせていただきますが、「広報なんてもっと大きくなってからで良いよォ〜」という方が結構いらっしゃいます。

日本全国にある企業(3,589,333社)の99.7%(3,578,176社)は中小企業で構成されています。急速なデジタル化が進む現代で、情報発信からの認知向上を目指す事は、果たして「大きくなってから」で間に合うのでしょうか?
私は、中小企業の広報こそ「大きくなる」一つの要素だと考えています。

そもそも広報って?

日本では、広報とPRという言葉があります。広報を英語に翻訳すると、Public Relationsとなり、その略称としてPRと呼ばれています。

じゃあ、広報=PRなんでしょ?となりますよね!実は日本では、ちょっと違います。

というのも、日本におけるPRは、マーケティング関連の部署が担当していることが多く、費用をかけて露出をするプロモーション(宣伝)に近い考え方が定着していると言えるからです。
もちろん、本当の意味では広報=PRなのですが、露出を獲得するという部分で言えば、広報は無償で取材を獲得する事が役目の一つとなっています。なので、今回はあえて「広報」という言葉を使って色々お話できればと思います!

広報の仕事は、ほぼ知られていない可能性がある。

広報とプロモーションの違いについては、なんとなく理解していただけたかと思います。
「じゃあ、広報って一体何してんのよ?」と思われた方も多いのではないでしょうか。パッと思い付くものを箇条書きにしてみました。

・自社の把握
・情報発信
・ブランディング
・イベント企画・運営
・採用広報
・危機管理対応
・IR(株主向け広報)

etc…

ざっと思いつくだけでも、これだけの事をしています。
「意外と少なくない?」と思いました?www
でも、この業務って広報だけでできる作業内容でしょうか?


答えはNO。


ここに書いた全ての業務で、一つの共通点があります。
それは、「コミュニケーション」という点です。理想を言えば、広報は、会社にある全ての部署のキーマンとコミュニケーションを取れる関係性を構築しておくことが求められます。
キーマンと言っても、その課や部の課長・部長を指しているわけではありません。情報ツウの誰かを探し出し、事あるごとに色々情報を聞ける関係を作っておくことが必要になるのです。これが、「広報の仕事はコミュニケーションである。」と言われる所以です。

どうです?ここまで聞くと「むむむ…」となりませんか?
大企業では従業員が多くて当たり前のことになっていますが、中小企業でも「50人程度の会社だが、あまり話をしたことがない人がいる。」ということも、よくあることなのではないでしょうか。

広報を利用することで解決できること。

先ほど、箇条書きで書いた業務。広報がいなければ他部署で対応する必要がありますよね?その場合、どこの部署で対応することになるのか。

自社把握→総務
情報発信→総務or経営企画or秘書
ブランディング→経営企画&組織開発&採用人事など
ベント企画→社内の場合:総務 社外の場合:営業など
採用広報→人事など
危機管理対応→経営管理
IR(株主向け広報)→経営管理

特に情報発信やブランディングなど社外向きに何かを決めて発信する際は、部署間を横断する業務が多発します。こういった場合、どこの部署がメインとなって情報を収集・まとめるのか。また、専門的な知識が求められるIRや危機管理対応の場合は更に負担が大きくなります。

そこで広報の出番になるのです!(やっと言えたw)
広報が起点となり、各部署へ情報の提供を依頼することで一気に様々な情報を吸い上げる事が可能となります。社外向けの情報発信の場合は、定期的に情報が広報に集まる仕組みなどを構築することで、話題がつくりやすくなります。また、それだけでなく現場で何が課題・話題になっているのか、そういった情報も経営層に届きやすくなります。

広報担当がいることで、ありとあらゆる情報を集約することが可能になるのです。

さて、長々と書きましたが、いかがでしたでしょうか。
広報に関して少しでもご理解いただけたようでしたら嬉しい限りです。


最後に

あ!ちなみに、広報は人気職種の一つではあるのですが、採用を目指す事はかなり難しいとされています。「業界の専門的な知識が欲しい」「露出獲得を任せたいから、経験年数は5年以上欲しい」など、条件を上乗せていくと、どうしてもある程度のお給料、地域によってはそもそも人材がいないなどが起こりえます。
だからといって、未経験や経験年数が浅い人を入れてしまうと、その後の教育方法がわからなくなってしまうというのも、よく耳にする話です。

「そんな難しいこと言われても、どうすれば…」と思われた皆様、安心してください!RPRがあります!(ゴメンなさい、最後だけ宣伝させてくださいw)
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