CIAが組織内の生産性を下げるため利用したマニュアルが公開される。
2008年、4月2日に公開された米CIAの機密文書の中でSimple Sabotage Field Manualとものがありました。
第二世界大戦中の作成された、このマニュアルはスパイ活用中に相手の国(組織)に対して、簡単に妨害工作を行うためのマニュアルです。実行内容が明確であり、よりシンプルに相手の組織を混乱させる方法が記載されています。
組織内で、このような行動する人は、ただの怠け者ではなく、もはや大きな妨害を起こす、立派な工作員(スパイ)です!
ダウンロード:Simple Sabotage Field Manual
本マニュアルは全32ページに構成されており、妨害工作に関する部分は第5章に掲載されています。
組織の妨害工作マニュアルは、以下5つの構成されています。
1.組織内での共有事項
2.マネージメント
3.オフィスワーク
4.現場ワーク
5.やる気を無くし混乱を招く方法
1.組織内での共有事項
・迅速な意思決定のための直接な報告を禁止する。
・冗長な喋り方で自分の逸話を交えて要点を長く話す。いつも愛国心のあるコメントを加える。
・決定事項は出来るだけ委員会に委託し、長い期間に渡り討論させる。委員会メンバーは最低5名以上で結成する。
・議事録、決意文などで利用する文言の選定に執着する。
・前回の打ち合わせの内容について再度疑問を持ち発言し、疑問を問う。
・全てにおいて注意するべきで、いつも常識的に行動し、急いで処理すると後悔することになると話す。
2.マネージメント
・全ての指示は文章で行う。
・指示をすぐ理解せず質問し文章を交わす。
・命令を受けた場合、すぐ伝達せず全てが完璧に揃うまで遅延させる。
・在庫は全てなくなるまで注文しない。(在庫が無くなり工場をストップさせることができる)
・達成が難しい材料を要求し、低品質の材料は作業品質に問題が発生すると警告する。
・仕事を割り振る時に、必ず優先順位が低い仕事から決める。重要な仕事は低品質機械や資格のない労働者に割り振る。
・重要度の低い製品に対して完璧な品質を求める。最も欠点が少ない製品を修理するように返品し、目に見えない欠点がある部品を承認する。
・部品や材料が工場の間違った場所に送られるように配送ミスをする。
・新しい労働者を教えるとき、不完全で誤った指示をする。
・怠けな労働者を配慮し、促進させる。なお、有能な労働者を差別して、自分の仕事に対して不公平に不満を拡散させる。
・急ぎで仕事を処理しないと行けない場合に会議を行う。
・もっともらしい方法で、重複したドキュメントで作業し、重複したファイルを作ります。
・指示や支払いに関する手順やシステムを複雑に作り1人でもできることを3人の承認が必要にする
・すべての規定を一文字も欠かさず適用する。
3.オフィスワーク
・注文を繰り返したときの材料の量を誤って記載し、名前を混同して、間違った送付先を使う。
・政府組織との交信を遅延させる。
・重要な文書を誤って分類する。
・コピーするとき、常に少なくコピーして、コピー業務より長く行う。
・重要な電話が来たら、上司が忙しくて他の電話を受けていると伝える。
・郵便受付を延期する。
・内部から流れたように悪い噂を拡散させる。
4.現場ワーク
・仕事を引きずりして働く工数を増やす方法を考える。必要なツールよりも小さく、少ない容量のもの使用する。
・仕事をストップできる方法を考える。作業中の材料を変えるとき必要な回数の2倍をかける。
・言葉が理解できても外国語で指示受けたような行動をする。
・仕事を間違ってした場合の延長、機械、装置をせいてください。
・自分のスキルや経験を新人に伝えない。
・可能な限り現場の問題をマネージメントチームに伝える組織に参加し、管理プロセスを不便な状態に買える
・材料を間違った場所に送付する
・ 良い部品を使用できない不合格部品と混ぜる。
5.やる気を無くし混乱を招く方法
・ 質問を受けた場合、時間を掛けて理解できない説明をする。
・馬鹿のように行動する。
・自分を危険に陥らないようにしながら、不平と議論を助長する。
・ 配分、輸送、交通ルールの規定を理解できてない行動をする。
・公開的に敵の同盟国と売国奴に冷たく。
・敵の同盟国と売国奴がカフェに入ったときに、すべての会話を止める。
・売国奴集団とつながる映画館、会場、コンサート、新聞をボイコットする。
・救援活動に協力していない。
PRESIDENT Onlineにてコラムはじめました。
https://president.jp/articles/-/28505
著書:トークンエコノミービジネスの教科書(KADOKAWA出版)
https://www.amazon.co.jp/dp/4046042141