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Japanese 80s Hard & Heavy

Anthem - Anthem (1985)

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 関西関東と入り乱れるように日本のヘヴィメタルシーンが熱気を帯びていた1983年から1986年頃まで、実に数々のバンドが出てきて、しかも巧いギタリストやバンドも続々と出てきて、それが普通のシーンのレベルの高さも並ではないけど、聴き分けて好みを見出すリスナーも見事。

 1985年にリリースされた待望の新人バンドと騒がれてたアンセムのファーストアルバム「ANTHEM」。冒頭の「Wild Anthem」がキャッチーでパワフルで、モトリー・クルーとトウィステッド・シスターを合わせた感じのリアルでハマっていた人には怒られる書き方か。モトリー・クルーより疾走感あって重いけど、キャッチーなフレーズはTwisted Sister的で、よく作り込まれている。1985年にもなると最初期に出てたバンドとの差が重要になって、ありきたりのメタルでは出てこれなかったから上手いし個性的。アンセムは全員白い衣装とギターで目立っが、今ではアニメタルのボーカルと知られている坂本英三さんの最初のシーンに出てきたバンド。

 しかしどの曲聴いても速いし重いし、正にパワーメタルと言えばアンセムありの曲が多くてメタル的感触。この重さ具合は海外は味わえない日本的な粘っこさ。

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