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The Beatles: Solo works

John Lennon - Plastic Ono Band (1970)

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 ベタではあるけど、12月8日は全ロックファンにとって想いの深い日だと思う。もう25年も前の話なのでもちろんリアルタイムで知らない世代も多いだろうけど、でも感慨深くなると思う。実際自分もリアルタイムでは漠然としか記憶にないし。

 何のことかって、もちろんジョン・レノンの命日です。以前ニューヨークに旅行に行った時に特に意識はしなかったけどニューヨーク博物館とセントラルパークに行ったのでちょっとダコタハウスだったトコロに寄ってみた事があって、それだけで何か自分が少しだけジョンに近づいたのかなと勘違いしました。それでセントラルパークに入る所には「Imagine」と彫られた円形の石碑が地面にあって、ちょうどジョージが亡くなったばかりの頃だったので花が置かれてて、なかなか楽しい旅行の中でも楽しい、というのとは別に思い出深いシーンとして記憶しています。どんな風だったのかなと。アルバムに関しては何を今更語ることがあるのだろう、ってくらいに聴く時はすごく聴くし、聴かない時は全然聴かない。でも年に一度今日みたいな日があるから聴くんだよ。好きなのは「ジョンの魂」。全てに優しさと愛と叫びを聴けるアルバムですごく赤裸々に訴えてくる作品だから。これ嫌いな人もいないと思うけど聴いたことのない人は人生損してるよ。音楽で出来ることってすごいなって思えるくらい素晴らしい作品で、人間らしいアルバム。

 以前大人ぶってジャズ喫茶に入り浸っていた頃、そのお店はいつもはバリバリのジャズばかり流しているくせに12月8日になると毎年ビートルズやジョン・レノンだけを流してて、こういう人達にとってもジョンは特別なんだなと痛感した。自分もその中にいたいなと背伸びしてました。大音響で「Mother」なんて流されたら酒飲んでるのもあるけど、すごく心に染み入るよ。正直言ってビートルズのアルバムよりもジョンのアルバムの方が好きだ。音楽的云々ではなくて気持ちの問題かもしれないけど。最近リマスターでまたリリースされたので入手にはいい機会かもしれないけど、アナログで聴くからこそ良いアルバムと言う思い入れは強いかな。

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好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪