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クリエイターと個性


先日、音声配信アプリのスタンドエフエムで、「意外性と予定調和」というテーマで話しました。

その時の内容がコラボにも通ずるところがあるように思ったので、今日はこちらでさらに一歩踏み込んで補足するような形で記事を書こうと思います。

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意外性とは


創作活動をされる方なら誰しも「個性のあるものを創りたい」「意外性のある展開を工夫したい」という想いを持っていることと思います。

意外なものを創ろうとするあまり「意外なものとは何か」ということに、ついつい焦点がいってしまいますが、意外なものというのは、意外なものを創ろうとする姿勢からは生まれません。意外なことに。

通常予想されるものとは異なる展開をした時、初めて「意外である」と感じるわけですから、意外なものを創るためには、王道を知ることが重要だったりします。

意外性にこだわる姿勢は、王道なものを予定調和であるとして撥ね付けかねないものなので、注意が必要です。




個性とは


「完全に自分のオリジナルな作品を創作すること」が個性であるとするならば、個性的な作品などこの世に存在しないのでは?ということも話しました。

たとえば、同じ曲を聴いても10人いれば10通りのミックスが上がってきます。同じ本を読んでも10人いれば10通りの読書感想文が出来上がります。同じ素材を10台の機械に突っ込んでも、成果物は一種類しかできないはずです。

同じ素材から異なるものを生み出すことに創作の個性があって、個性的な素材を作り出すことは個性的なクリエイトとは少し違うのではないか、というような内容でした。



ここから先が、スタンドエフエムで話していない、補足の部分です。


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