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休職できない…

■ギックリ腰から始まった
10月の終わり頃、心がガタガタになった。
しかし、仕事に行こうとしたら、ギックリ腰。
このギックリ腰が、全ての始まり。
腰痛が、心因によるものが多いのは知っていた。
ただ、痛みが尋常ではなく、「ヘルニアか?」「坐骨神経痛か?」「え?内臓の病気?」心がソワソワした。
整形外科の先生は、痛み止めと湿布で治るというが、仕事での支障も出始めた。
食事介助のとき、ゆっくり座っていて、立ち上がると、腰に激痛が走り利用者を移動させるのが怖かった。
今思えば、このとき誰かにhelp!を出せば良かったと思う。

■心が破裂
ギックリ腰から復活して1週間は、なんとか仕事にいけた。
しかし、翌週の月曜日、朝から気分が重く、体が動かない。焦る気持ちが空回りを引き起こした。まさに、心のコップが割れた、心のダムが決壊、心が破裂した。
それから、出勤できなくなった。

■主治医に話したが…
精神科の主治医に事の経緯を話したが、「ギックリ腰で、鬱が酷くなったんだね」とだけ返答。
薬は変わることなく、病状は変わらずに時間だけが過ぎていった。

■休職の話が出ると思ったのに…
施設長と外で会って話をした。病状は伝えてあったので、休職の話が出るかなと思っていた。しかし、そこは万年人手不足の福祉業界。
「非常勤になって、週2勤務で様子を見ないか?」と言われた。
弱っていないときなら、施設長相手でも自分の意見は、はっきり伝えられた。しかし、そのときは、言葉につまり喉に鉛があるような感覚で、無言になった。
その日は、「ちょっと考えさせて下さい」と伝えて、家に戻った。

■妻が…
妻も長いことうつ病だが、今は寛解して、私の扶養から外れて働いている。子どもの教育費が掛かる時期に私が仕事に行けなくなって、イライラが募っていた。
子どもたちも、色々と遠慮がち。
そんな状況で、私の焦りはピークに達した。

■焦りから…
毎日、ぐるぐる思考が続き、死に場所を求めて電車に乗り、実家方面に向かった。しかし電車の中で、気持ちを少し持ち直し、自宅に戻った。

■仕事が仕事ゆえに…
福祉の仕事をしていると、自分の状況に置かれた利用者とは沢山接してきたし、支援をしてきた。
しかし、自分が当事者になると見える景色があった。それを活かそうとメモを取ったりしたが、それはもう少し回復してから行うべきだった。
なぜなら、それを行うことで、自分をどんどん追い込む形になったから。

■休職できずに…
休職できずに、約1ヶ月の欠勤が続いた。理由は、いろいろ考えた。こんな状態で、精神保健福祉士の勉強をするのは逆効果ということもわかった。
その反面、持ち直すきっかけにもなった。

■心が弱っている状態は急には治らない
調子が少し良くなると、家事や他のことを同時にやり始めた。
しかし、自分の心のHPのMAXがダウンしていることを自覚すべきだった。
マルチタスクで、家のことなどやると、心がすぐに限界になる。肉体の疲労よりも精神の疲労は、なかなか厄介なのだ。

■仕事は…
仕事は、休職の話も出ずに、週3で勤務になった。あくまで、常勤に戻ることが前提なので、勤務時間は変わらず、業務も変わらない
「これって、今の自分にプラスか?」
の疑念はある。ただ、今の職場は、人にも恵まれているし、待遇も悪くない。
たまには、壊れながら、ゆっくり回復へ向けて歩いていこうと思う。
弱い心の状態だから、考えられること、見える風景を大事にして。

#休職 #うつ病#ADHD#発達障害

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