【短歌】みえすぎた炎

占いに頼れなかった一着は
屏風に秘めた虎の一着
(折句「うたいびと」短歌)


炎上を謳歌する桂馬のように
一瞬みえたあさがおに蜘蛛
(折句「エオマイア」短歌)


永遠にこもった部屋の爆音が
つくり出すミラクルストーリー
(折句「エコバッグ」短歌)


解釈は癇癪ボール認め得ぬ
一貫性に沈むアマゾン
(折句「鏡石」短歌)


抜きん出たタコスの将を討つために
長芋を研ぐ騎士の一手間
(折句「ヌタウナギ」短歌)


疑いを互いに置いた一日は
膝を合わせた友の一局
(折句「うたいびと」短歌)



#折句 #将棋 #言葉遊び #アクロスティック

#詩 #短歌


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