【短歌】大先生とコンパニオン

脈のある捜査機関に晒されて
さよならをする一介の秘書
(折句「ミソサザイ」短歌)


反映となぜの間を見つめても
透き通らない君のカテゴリ
(折句「ハナミズキ」短歌)


優待と期待が躍る表層で
世を欺いた打ち消し表示
(折句「ユキヒョウ」短歌)


宴会はコンパニオンを間に置いて
深める仲間たちの友情
(折句「エゴマ豚」短歌)


演じ合う年越しそばのしきたりを
繰り返し千歳の新年
(折句「江戸仕草」短歌)


語り出す仮定のはなし未来形
いつか私が死ぬまでのこと
(折句「鏡石」短歌)


欺きは権力の常どこまでも
うそを通して不起訴相当
(折句「揚げ豆腐」短歌)


#友情 #虚偽 #フィクション #言葉遊び

#折句 #アクロスティック #短歌

#詩


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