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羊来ぬ真夜中ならば連ねたいフリースタイル詩歌の叫び (折句「暇つぶし」短歌) 愛情をヘイ…
笑むまでは土下座をしよう終電に 靴音立てて去ると言うから (折句「江戸仕草」短歌) かくも…
占いに頼れなかった一着は 屏風に秘めた虎の一着 (折句「うたいびと」短歌) 炎上を謳歌する…
カテゴリーガイダンスには見つからぬ インドアと博士のひまつぶし (折句「鏡石」短歌) ・ …
明らかな死を携えて踏み出した ライブ僕らは一行の歌 (折句「アジフライ」短歌) ・ 看板に…
創作に今夜届かぬカテゴリー しゃあないですわコンソメスープ (折句「そこかしこ」短歌) 片…
脈のある捜査機関に晒されて さよならをする一介の秘書 (折句「ミソサザイ」短歌) 反映となぜの間を見つめても 透き通らない君のカテゴリ (折句「ハナミズキ」短歌) 優待と期待が躍る表層で 世を欺いた打ち消し表示 (折句「ユキヒョウ」短歌) 宴会はコンパニオンを間に置いて 深める仲間たちの友情 (折句「エゴマ豚」短歌) 演じ合う年越しそばのしきたりを 繰り返し千歳の新年 (折句「江戸仕草」短歌) 語り出す仮定のはなし未来形 いつか私が死ぬまでのこと (折句「鏡石」短歌
黒ずんだ 領収書なら すべからく 丸め込んだら 捨てておしまい (折句「クリスマス」短歌) …
「新しいカルタはできた?」 「それがまだ……」 「仕事は他にもたくさんあるのよ」 「どうし…
ミミズクに束縛された作戦で 再調査せず生き残るサイ (折句「ミソサザイ」短歌) そばつゆと…
近頃はどうも眠りが浅い。まだ起きる時間ではない時に、何度も目が覚めてしまう。最もよく眠…
お歌などもうたくさんだ手を引いて 夏に冷たい白浜の水 (折句「おもてなし」短歌) 箱庭に…
心ない一言が胸に突き刺さったまま抜けない。やさしいものたちを忘れた時。好きだったものを…
裁判員に選ばれた。事件は凶悪な連続不倫である。そう聞いただけで気が重かった。いや面倒くさい。行きたくない。しかしこれという事情もなく、行かなければ自分の身が心配だ。 「国外追放が妥当でしょう」 気づくと私の体は激しい議論の中にあった。 「前例はそうではないでしょう」 「前例?」 「時代が違うんだよ、時代が」 裁判ではまず前例が重視されるはず。私の認識も既に古い可能性があった。口を開くのが恐ろしい。できることなら何も言いたくない。(早く帰りたい) 「被告は当時4日もろく