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状況は極めて絶望的だと言えた。 頭に容赦のない金が載っている。取って駄目、逃げても駄…
推し量るもしもの先に手は尽きて何も触れずに詩を吐いた竜 駅長が時を刻んだ始発まで口先だけ…
永遠におりはしませんまたどこかいってかえればああ我が家です 見限りの疎遠旋回さわやかにさ…
「まだ。まだよ」 「うー。もういいんじゃねえの」 「まだ!」 「なんなん。どうせ食うんじゃ…
お茶の子にモナカを選び手があけば茄子と胡瓜の塩揉みをとれ 春めいた営みをみる風の下 絵描…
緑色の服に身を包んだ男たちが大通りの方を向いて立っていた。みんな手にライフル銃を持って…
壁を見て 世界を知った 退屈と 沈黙は 縫いかけのセーター 折句「風立ちぬ」短歌 ・ 古い仕事が尽きて新しい仕事が与えられた。汚れた壁を濡れたタオルで拭き取ると、すぐにタオルは真っ黒になった。動いただけの結果が目に見えて反映される仕事らしい仕事だ。手の中にある汚れたタオルは手にしたばかりの達成感に他ならない。タオルを洗い絞り再び壁に向かう。同じ作業を繰り返す内に、タオルにつく汚れは徐々に目立たなくなっていった。与えられた壁の隅から隅まで手の届く限りの場所を、タオルは何