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大学生すずねのロバートでインターン始めてみた

♯07 新たなる挑戦と成長の日々

こんにちは!

気づけば、前の記事を書いてから4ヶ月も経過していました。
ここ4ヶ月間、私が何に集中して取り組んでいたのか、ここで書き起こしてみようと思います。

前回の記事では私の人生初の取材についてお話しました。
noteはこちら▼


無事に取材が終了!

取材を行った後は文字起こしを行います。「文字起こし」とは、インタビュー時に録音した内容をテキスト上に書き起こすことです。原稿を書くために必要なところを意識し、抜き出すこと、店の名前や固有名詞の情報をまとめておくことが文字起こしではポイントとなります。


原稿を書いてみよう

私が取材したポップアップカフェ「Teltta(テルッタ)」のバリスタ田中くんの企画の原稿はもちろんのこと。yosemic PUB「SOY-POY」、「ニュー椿」の原稿も書いています。原稿は、文字起こしの段階からさらに内容を編集して、文章構成を考えていきます。また、ありがちな文章にならないよう、取材した本人からしか得られない情報を入れ、文字数の範囲内で収めなければいけないのです。ただ簡潔に述べるだけではない原稿を書く難しさがあります。ちなみに、30分間近く行った取材も、文章にするとたったの300文字ほどになってしまいます。原稿用紙一枚にも満たないほどです。


完成まで…

企画のインタビューや写真撮影はなんとかひと段落つき、原稿もほとんど書き進んでいます。今年の4月から制作がスタートし、企画構成、取材、撮影デザインと過ごした7ヶ月間。だんだんとタブロイドの形が見えてきて完成の見通しもついてきました。
あとはアートディレクターやデザイナーさんと協力し、完成を目標に突き進んでいくだけなのですが、ここからが1番の勝負所なのです。

編集長 新野さん、アートディレクター 奥谷さんのメモ  Figma上に書き出したキーワードたち

タブロイドのキーワード出しを行い、イメージをすり合わせるための何時間もの話し合い。頭の中を整理するように書き出したメモの数々。寝る時間も惜しまず、切ったり貼ったり手を動かし、タブロイドを完成させようと奮闘している姿を間近で見てきました。
そんなひとつのことに対して一生懸命になる姿は、私の卒業制作に対する意識にも大きな影響を与えてくれました。


「境界線」について考える

私の卒業制作のテーマは「境界線」です。このテーマはインターンを始めてから思いつきました。ロバートにいる人と会話することで、今までの自分を振り返り、自分が漠然と思っていた疑問に気がつき始めた事、noteの文章を書き始め自分の考えていることに整理がついてきた事、ロバートにあった「IWAKAN」の『(不)自然』という本を読み刺激を受けたこと。この全ての点が合わさった時にこのテーマに導かれたような気がしました。

「多くの人々が物事を単純な白黒でとらえ、境界線を設定しようとしている。境界線があるからといって必ずしも正解が存在するわけではない。境界線は曖昧で、限りなく隣り合ったものなのだ。物事に境界線を設定するかどうかは、自分自身の価値観次第。境界線を引くことで、世の中を整理し、理解しやすくする手段になることもある。だがその境界線は自分自身にとって意味のあるものであることが大切なのだ。他人が引いた境界線に縛られるのではなく、自分自身が考え、感じる境界線を見つけることが重要なのだ。」

卒業制作「境界線」の前書き

ロバートでインターンを始めて9ヶ月。私の中で考え方や思いが変化している気がします。そもそも文章を書いてきたこともなかった私が、卒業制作のテーマが決まり、この前書きを書くことができたのも大きな進歩だと思います。


さいごに

私は最近、人生の壁にぶつかっていました。それは決して悪いことではなく、乗り越えるための壁だと信じています。デザイン業界の右も左もわからなかった私がデザインや編集に触れて、自分がやりたいことは何か、考え始めるようになったからこそ見えた壁です。ですが、デザインや編集で何をしたいのか、どんなことに関わりたいのか、そのために何をすれば良いのかがわからず、立ち止まっていました。

タブロイド制作をしていく中で、編集長やアートディレクターさんたちの「こういうものを作りたい!これをやりたい!」という情熱を間近で見てきました。自分が何をしたいのか、まだ具体的に答えは出ていませんが、まずは行動に移し、自分の「やりたい!」を見つける事から始めようと思います。

そのために、まずは自分でフリーペーパーを作ってみる。それが世間に受け入れられるかは別として、まずは新たな一歩を踏み出そうと考えました。発信した後、どうなるのかはまだ考えられていませんが、自分自身の「やりたい」を見つけるためにも、自分が1番「イケてる!」と思うことを取り上げ、世の中に発信する。そして、その第一特集の企画として卒業制作のテーマである「境界線」を取り上げることに決めました。


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